アサッテの人

”アサッテの人”  諏訪哲史著  講談社
筆者の作品は初読み。
 どうやら芥川賞受賞作品のようだ。
  とても不思議な読後感。
 説明的な何かを読み取られること自体を拒否しているような作品。
ポンパって昔、日立のテレビ名になっていたが・・・
 他にもなんのことかは分からないが、純粋にその音だけが気に入った言葉。
  タポンチューとか、チリパッハとか・・・興味深い。
そしてドモリが或るとき突然治ったが、かえって喋らなくなった叔父。
 結局、自分の欠損によって自分が保たれている、という視点のようだ。
  アサッテ的感覚はしかし誰しもが持っているのかもしれない。
本著をキッカケにアフリカ文学についてチョット学んでしまった。

 

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