今年の巨人の内野について(4/14、215,304、野球4、総合8)

1塁:小笠原,2塁:脇谷,3塁:ライアル,ショート:坂本の内野4人が,大差のついたヤクルト戦初戦,僅差だった第2戦の両方で,最後までスタメンのポジションを守りました.ショート坂本はともかく,他の3名は去年までなら,守備固めが出ても不思議ではありませんでした.

 去年の巨人はエラー数がセリーグで最も多く,内外野ともに,守備率では下位に巨人の選手が並びました.内野はセカンド・ファーストが固定できず,ショート:坂本,サード:小笠原も失策が目立ちました.小笠原のエラーの多さについては,肉体的な衰えが主因だと思いますが,坂本のエラーの多さについては,舎人さんが指摘していたように,ファーストが固定できなかったこともあります.送球が少し乱れても,うまいファーストなら捕球してアウトにしてくれますが,去年のように,打撃優先で,日替わりで急造1塁手が守るようではそのようなことは望めません.

 小笠原をファーストに固定することで,その問題が解決されました.小笠原は,ファーストとしてなら,ゴロの処理も送球の捕球もうまいです.セカンドも脇谷に固定されたので,連係プレーもしやすくなったでしょう.小笠原の代わりにサードに入ったライアルは,打撃こそふるいませんが,守備では手堅いプレーを続けています.結果として,巨人は2試合無失策で,2失策のヤクルトに連勝しました.また,チームの大黒柱である小笠原が試合終盤でも1塁で守っているというのは,投手にとっては大きな安心感があるでしょう.王さんが,守備でも投手に安心感を与えたように・・・.オープン戦で,高橋が好調で,ライアル・亀井が不調な時でも,小笠原:サード,高橋:1塁の布陣をとろうとしなかった理由がようやく分かりました.

 目立たぬようですが,去年の守備率の低さを改善する手をきちんとうっていたことに気づき,感心しました.

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