ボウカーその3:J少年とボウカーとの会話

J:信じてたよ,ボウカー。きっと活躍すると信じてた。あの吉川だったの?

ボウカー:そう,吉川だった。噂どおりだったよ。確かに球が速かった。

ボウカー:J,何故ここに来た?

J:球団の仕打ちを謝りたくて。

ボウカー:謝る必要などないさ,もう,お帰り。

J:一緒に帰ろうよ。

ボウカー:駄目だ。

J:御願い。

ボウカー:行かなければ・・・

J:どうして?

ボウカー:人は簡単に変われない。型を破れないんだ,努力はしたがね・・

J:いっしょにいて!

ボウカー:成績の安定しない選手に平安はない。もう戻れないんだよ。一発屋の烙印は一生消えないんだ・・お別れだ・・帰ったら,Oちあいに「巨人からボウカーは消えた,心配ない。」と伝えてくれ。



J:手から血が出ている,ケガしたの?

ボウカー:素振りのせいさ,平気だよ。
さあ,帰るんだ。強くまっすぐな男になれ。
巨人と巨人ファンを大切にしろ,ずっとだぞ・・

J:わかった。

ボウカー:よし。



(去っていくボウカーに対して)



J:あっという間にやっつけたよね。

ボウカー:元気でな・・

J:追い込ませもしなかったんだろ。



(さらに遠ざかるボウカー)



J:巨人を手伝って!原さんもボウカーの事を好きだって!

J:本当だよ!

J:ボウカー!



J:ボウカー!Come back to me!

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