巨人(概ね)生え抜き左打者列伝(王さんと松井の間)その3:山本功治

山本功治,1塁手・外野手(1951年生まれ,1975年ドラ5,1976-1983:巨人,1984-1988ロッテ,ちなみに,山本浩二さんの法政大学での後輩)

1217試合2778打席,本塁打64打点369,打率277出塁率328,OPS735

1976年に入団してすぐに代打として活躍.1塁守備もうまかったが,1塁には王さんがいてスタメンででれるわけもなし.1980年に王さんが引退してようやくスタメンにでれるかと思ったら,1981年からは,原の加入と篠塚の台頭で1塁に中畑が回ってきて,1983年にはそれに駒田も加わって出番に恵まれなかった.1984年にロッテにトレードされると,規定打席に達して3割を打ち,ゴールデングラブ賞も取得して力のあることを示した.

低めの変化球を打つのがうまく,代打で出てきて,フォークボールを拾ってタイムリーを打つ姿が印象に残っている.ミート力は抜群で勝負強く守備もうまかったが,長打力がない分,巨人の1塁には定着できなかった.左打ちの1塁手ということで,どうしても王さんと比較されてしまったように思う.今,山本功治が巨人にいれば,文句なく1塁手のレギュラーです.

現役引退後は,ロッテのコーチ・監督をつとめ,巨人でも堀内政権下で1軍のヘッドコーチをつとめた.苦労した分,指導者として力をつけたように思う.巨人よりロッテへの愛情が深いようだが,また,指導者として巨人に戻ってくれないかななどと思う.

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