巨人の外国人選手の獲得の仕方が変わってきた(11/20,198015,6)

 


トーレス投手(右,28才)に続いて,アルバラデホ(右,28才)を獲得するようです.同投手は3Aではよいけれども,1軍に来ると結果が今一つという投手のようですね(当たり前だが,そうでないと日本に来るわけがない).トーレス同様,MLBの1軍半の選手という感じです.MLBの1軍半の若手投手を,先発型一人(トーレス),リリーフ型一人(アルバラデホ)獲得するということなのでしょう.どうやら,少なくとも今オフは,できあがった(高額の)選手ではなく,このレベルの(比較的安い)若い選手を取るという方針のようです.


 


BANBABANさんの日記経由でアルバラデホ投手の投球の動画を見ましたが,確かに巨漢で球は速そうでしたが,やや腹が出ているのが気になりました.制球もかなりばらついている感じでした.報知では「150キロ超の直球と、抜群の制球力」と書いてありましたが,この言葉の後半は嘘っぽいです.ウィキペディアでも「メジャーに昇格すると急激に四球が増える傾向がある.」と書かれています.気の弱い投手なのかもしれません.


 


過去に,日本で活躍したほとんどの外国人選手が,MLBの1軍半クラスの選手だったと思います.巨人は,以前は,それより上のレベルにあたる選手を取ってきては失敗を繰り返してきたので,次の段階として他球団で活躍した選手を取るようになり(グライ・ラミレス・クルーン等),他方,育成選手枠で台湾の選手や米国でもルーキーレベルの選手をとり続けてきました(林・黄・李・オビスポ・ロメロ・ノエル等).また,他球団を解雇された選手をうまく再生したりもしました(ゴンザレス).ただ,日本人同様,外国人選手の育成には時間がかかり,他方,他球団で活躍した外国人選手を引き抜くのは資金の面からいっても簡単ではありません.ゴンザレスのような例も稀でしょう.それで,過去の他球団の成功例を見習って,MLBの1軍半の選手を取ろうとしているのだと思います.まあ,エドガーもある意味このレベルの選手でした.前の日記にも書いたように,このあたりでも「選手人件費」の節約の思想が読み取れます.


 


すぐに成功するかどうかは別として,このような方向性は保って欲しいと思います.まあ,でも実際は,結果がある程度でないと,この方向性は保てないのですけどね・・.難しい所です.

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