イースタン観戦レポート 4/29:西武1-6巨人(大宮球場)


ゴールデンウィーク初日、嫁はんと市営大宮球場にイースタンの西武ー巨人戦を見に行ってきました。よい天気で気持ちがよかったです。市営大宮球場は、岩槻ICのすぐ近くで、車で行くには便利な球場でした。ただ、カラスがいっぱいいて、変な感じでした。上の写真は3塁側から見た試合前の大宮球場です。外野に点々とある黒い点がカラス。外野席(観客は入れない)にもカラスがいっぱいいて観戦(?)していました。古い映画ですが、ヒッチコック監督の「鳥」を思い出しました。


 


試合は、巨人先発の黄(ファン)投手の好投と、小田嶋の場外への勝ち越しツーランや大田のタイムリー2塁打等で巨人が6-1で勝ちました。以下、個別の選手についての感想です。


 


投手


黄(右腕、育成、21歳)


力強いストレートを投げていました。最初はボールが多かったですが、4回くらいから、変化球でカウントを取るようになり安定しました。来日してすぐくらいに、テレビで見た時より、ずいぶんスピードが出ていたように思います。ただ、ゴロがすくなくフライが多い投手です。その点が少し気になりました。エンジンがかかるのに時間がかかる感じで先発向きかもしれません。


 


野間口(右腕、27歳)


リリーフで1回を投げ、貫禄の3者凡退でした。完全に、2軍の打者を見下ろして投げている感じです。1軍で使ってやってほしい。


 


古川(左腕、25歳)


左上手投げだったのに、左横手投げにフォームを変えていました。左殺しで生きるしかないと思ったからでしょう。ただ、フォームを変えて最初の実戦ということもあってか、ストライクがほとんど入りませんでした。5点差あって、西武の打者がファーストストライクを打ってくれたので助かってました。3塁側から見ていたのでよく分かりませんが、西部の最後の打者(左打者)が、ボールになるスライダーをふっていたのでスライダーの切れがよかったのかもしれません。直球は最後の1球だけがよい球でした。今後、もう少し時間がかかると思います。


 


野手


寺内(右、内野手、27歳)


内野守備のスペシャリストですが、打てなさ過ぎるため2軍にいます。今日は1番を打っていましたが、相変わらず打てません。よい当たりすらないのです。タイムリーヒットを一本打ちましたが、ランナー2・3塁で前進守備だったのでゆるいゴロが三遊間を抜けたにすぎません。1軍の内野の守備固めとして使える選手が古城しかいないのはどう考えても手薄なので、寺内になんとか上がってきてほしいのですが。ちなみに、今日、生で見て気づいたのですが、寺内って男前です。


 


藤村(左、内野手、21歳、2007年高校生ドラフト1位)


内野安打を1本打ちましたが、全般的に合わせるだけのスイングでまったく迫力がありません。いろいろ悩んでいるのだと思いますが、あのスイングでは、いくら足が速くても1軍に上がることはないと思います。


 


大田(右、内野手、20歳、2008年ドラフト1位)


今日は2塁打を3本うちました。その内の1本が2点タイムリーで試合を決めました。また2本が右方向です。穴の外角が打てるようになってきたのなら朗報ですが・・


 


田中大(左、1塁および外野手、22歳)


今日は2塁打1本と四球2つです。ちょっと太ったように思います。2塁打はセンターオーバーで3塁もねらえそうなのに最初から2塁打と思って走ってます。その次の小田島の三遊間のヒットでも、レフトが深かったのに、本塁を狙うそぶりすらありませんでした。どうも走塁への意識が低いように思います。亀井が怪我で下がり、高橋由が体調不良なので、田中はチャンスです。矢野と工藤がとりあえず上がりましたが、工藤は抜けると思うのでがんばってほしい。そのためには、打つだけではなく、守備でも走塁でもアピールしてほしい。


 


小田嶋(右、1塁手、31歳)


1軍では自動アウトの小田嶋ですが、2軍ではラミレス級の打撃をします。とにかく、打席に入ったときから風格があり、この打者が1軍ではどうして借りてきた猫みたいになるのか不思議です。今日の本塁打もすばらしい当たりでした。ハートが弱いので代打向きではなく、事実上1塁しか守れないのに守備でも「やらかす」ので使い勝手が悪い選手ですが、なんとかならないかと思います。


 


隠善(左、外野手、26歳)


ヒットは一本でしたが、振れている感じです。守備でもよいプレーがありました。工藤を1軍に上げるのなら、隠善を上げてやってほしかったと思います。


 


加治前(右、外野手、25歳)


2安打1打点1四球です。キャラのかぶる長野が入ったために、1軍へは上がれませんが、イースタンやシリウスでこつこつとよくがんばっています。ただ、打撃・守備・走塁のすべてにおいて、長野が1つ上という感じが否めないことも事実です。隠善と仲がよいのか、二人セットで素振りをしていました。この二人を何とか1軍で見たいのですが・・・


 


星(右、捕手、28歳)


西武のランナーが走ってこなかったので、練習での2塁送球しか見ていませんが、星の送球にはほれぼれします。当分、市川と1軍の第3捕手争いですね。


 


 


 









































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