中日−巨人3連戦の先発投手予想 (42844,81,1186)

巨人の先発は、ゴンザレス・東野・久保でほぼ決まり。久保の所を、中5日の内海を持ってくる手はあるが、内海は中日戦を苦手としているので繰り上げるメリットがない。久保の所に中3日で木村正という可能性もあるが、右の中継ぎの越智・豊田がやや不安定な中、わざわざ、せっかくの中継ぎ新戦力を減らすこともないだろう。6人目の先発より、競った状況で使える中継ぎの方が価値は上だからである。

他方、中日の先発を考えよう。今日はチェン投手できまりだが、問題は明日以降。順番なら朝倉投手だが、朝倉投手は巨人を苦手としており、前回も打ち込まれている。落合監督が、対巨人戦3連勝狙いでくるのなら、チェン投手の後、繰り上げて川井投手・吉見投手もありえる。しかし、そうなると、巨人戦の後の苦手ヤクルト戦の先発が、朝倉投手・小笠原投手・中田投手(あるいは中4日のチェン投手)ということになり、ヤクルトに対して分が悪くなる。


落合監督は、今までは、チームの2枚看板であるチェン投手と吉見投手を分けて、3連戦の先発に投げさせ、3連戦初戦を確実に勝利した上で、2勝1敗ペースを守ってきた。これは、長期戦モードとしては正しいやり方であり、実際に結果も出してきた。ペナントはまだ8月で、今回の3連戦を終えても、巨人との試合は6試合あることから、ここで落合監督はまだ勝負をかけてこないようにも思える。
しかし、一方、野球には勢いというものがある。やはり、2.5ゲーム差で迎えた前回の対巨人3連戦で、チェン投手で初戦をとりながら、朝倉投手で大敗し、3戦目を川井投手で買って2勝1敗と1.5ゲーム差としたのに、今回またも2.5ゲーム差に戻っていることを落合監督がどのように考えるか?先週の6連戦での巨人5勝1敗という成績をどのように考えるか?ここらで巨人の勢いを止めておくべきと落合監督は考えるかもしれない。その場合は、チェン投手・川井投手・吉見投手のならびになる。


両者の間があるかもしれない。朝倉投手は巨人を苦手としているが、小笠原投手は比較的得意にしている。中4日で第3戦の巨人戦に小笠原投手は間に合う。その場合、チェン投手・川井投手・小笠原投手と巨人の苦手な左腕が3名並ぶことになる。


ということで、3連戦の中日の先発の並びは、本命:チェン投手・朝倉投手・川井投手、対抗:チェン投手・川井投手・吉見投手、穴:チェン投手・川井投手・小笠原投手ということにします。
  さて、どうなるかな?

ちなみに、昨年7ゲーム差で阪神を追う巨人の原監督は、8月最後の阪神3連戦で、初戦に中4日のグライを持ってこずに(シーズン未勝利の)金刃を持ってきて負けましたが、残り2試合は中5日でグライ・内海を持ってきて勝ちこし、ペナント終盤の逆転優勝につなげました。

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