浅田次郎さんについて

 オフシーズンになって野球ネタも少なくなってきたのと,カテゴリー分けの新機能がついたので本(好きな作家)ネタを書きます.野球の次に詳しいのはたぶん本なので.ちなみに,その次はゲームかな?

 最近は浅田次郎さんに,はまっています.浅田さんの小説・エッセイについては,1.おもしろい,2.長編・短編とも外れが少ない,3.ジャンルが広い,4.読後感がさわやか,5.方針がほぼ一貫していて共感できる,といったところが私にとっての魅力です.人生で大変苦労されていますが,ヒューマニストであり,自衛隊に所属された経験があり軍隊のなんたるかを十分ご存じですが,過剰な国家主義を憎む方です.ジャンルが広いのは,デビューが遅かったにもかかわらず,一貫して小説家を目指して勉強してきた(本を読み,かつ,書いてきた)からです.

 さて,そんな浅田さんの小説の中で,私のお薦めは,短編なら「鉄道員」,長編なら「壬生義士伝」です.どちらにも浅田節の神髄がでていると思います.

 ついでに言うと,浅田次郎は山本周五郎に相通ずるものがあると私は勝手に思っています.山本周五郎が好きな方は,浅田さんの本を是非読んでみて下さい.浅田ファンで山本周五郎をご存じない方はトライしてみて下さい.私の言っていることを理解していただけると思います.どちらにも,自分を犠牲にして人を幸せにしようとする,どちらかというと不器用な人間がよく主人公として出てきます.

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