CSを振り返って(追加あり)

1勝および同率の場合はペナント上位チームの方が上というアドバンテージは大きかった。ホームで戦えるのも大きかった。この3点で,ペナント1位に与えるアドバンテージとしては十分でしょう。日程上,ペナント優勝チームが,第2ステージまで間隔が空きすぎるので,その点は不利でしたが,過去の経験を踏まえて巨人も(おそらく西武も)うまく調整ができたようで,上記のアドバンテージを覆すほどにはいたらなかったようです。

 後は,第1ステージで,二位のチームにもアドバンテージを与えるかどうかですね。たとえば,4試合制にして,1勝のアドバンテージを二位チームに与えるとか・・。私としてはあった方がよいと思いますが(個人的に,オリックスや阪神に上がってきてほしかったので),まあ,今後の検討事項でしょう。

 結局,今年もダルビッシュが一番目立っていたような印象があります。完全に,頭一つ抜けた実力を持っていますね,彼は。

 

 CS以降をペナントと本来別物と考えるのなら,ペナントのアドバンテージはあってはならない訳ですが,感情的にはどうしてもペナントの延長と考えてしまいますね。CSで負けると,ペナント優勝が否定されるような感覚がどうしても抜けないです。もう数年もすれば,この感覚は抜けるのかしら・・・。したがって,精神的には,日本シリーズ直前の今より,CS直前の時期の方が,よほど苦しかったです。もちろん,去年も今年もペナントが盛り上がったのはCSのおかげだと私は思っていますので,(若干の手直しは必要としても)CSを引き続き私は支持します。

 

付記

 もしも,今年のセリーグCS第3戦で,岡田監督が「引き分け狙い」で行っていたらどうなったかなあなどと思います。そうすれば,岩田を9回も引っ張ったろうし,場合によっては,10回まで引っ張って,後をアッチソンや藤川でいけば0点におさえられたのではないでしょうか?。「引き分け」=「勝利」=「第1CS突破」ということが選手にも徹底されていたら藤川らのリリーフ陣のモチベーションも違っていたでしょう。でも岡田監督は武骨に勝ちに行きましたね。

 今年のCSの巨人-中日戦でペナント上位チームの引き分けは1回に限り勝利と同じということが明示されたので,次回以降,戦い方に変化がでるかもしれません。

 

 

 

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