早くも露呈した兵庫ＳＳの弱点　

昨夜は大阪ドームにて女子プロ野球開幕戦を観戦してきました。

今回はこぎすさん、オオチロさん親子、らいぱちさん、そして私と総勢5人での観戦でした。

 

（↑　場外のグッズ売り場。左の青が兵庫、右の紫が京都。）

 

（↑　そして今年からは大阪に新球団「ブレイビーハニーズ」が加入。チームカラーは黄色です。以下、大阪BH。）

まず18時30分からオープニングセレモニー。この日は「兵庫ー京都戦」だけでしたが、セレモニーには大阪も参列しました。

 

THEポッシボー＆小川真奈によるリーグソングのお披露目セレモニー。

 

左：京都、中央：大阪、右：兵庫

 

開幕宣言はスーパーアドバイザーの太田幸司氏。

 

その後、19時より試合開始。こちらは1年目、2年目と連続優勝した兵庫スイングスマイリーズ。（以下、兵庫SS。）

今年3連覇を目指す同球団ですが、実は大きな問題を抱えていました。

 

新設の大阪BHにエースの小西（美）投手と準エース級の田中（碧）投手を供出することになってしまったのです。これは大きな痛手です。既に1年目終了後に小久保選手（投手兼外野手）を京都アストドリームス（以下、京都AD。）に移籍させており、大幅な戦力ダウンを余儀なくされてしまったのです。

＜参考＞

小西（美）→エースであり、3番打者。女子野球初の柵越えHRも放つMiss女子野球。

田中（碧）→ローテーション投手。準エース。

小久保→外野手ながら投手もこなし、打っては5番打者。京都からさらに大阪へ移籍。

益田→外野手兼控え捕手。

 

これで見ると一目瞭然。ローテーション投手3人、控え捕手1人を失いバッテリーが一気に手薄になったのです。攻撃面でもクリーンアップを打つ2人が抜けています。

それに加えて開幕前に正捕手・川保選手が怪我で離脱。1年目「兵庫の3K」と言われた主力を全て欠いた状態での開幕です。

（3Kとは「3番小西」「4番川保」「5番小久保」のクリーンアップ3人を指します。）

「小西はともかく、田中まで出したらローテーションが回らない・・・・。おまけにチームの要、川保が離脱。大丈夫なのか？」と危惧していました。

心配は的中し、先発坪内投手が初回から捕まり3回までで6失点。4回から代わった中川投手（ルーキー）が初登板で緊張したのか四球連発で大炎上。一気に10点失って試合は決まりました。

結果は16－5で京都の圧勝。

開幕戦でバッテリーが手薄という弱点をいきなりさらしてしまう結果に終わりました。この逆境をどうやって建て直すのかがこれからの緊急課題です。

今夜も大阪ドームで引き続き試合があります。全ては今日投げる新エース・植村投手の肩にかかってくるでしょう。

 

3塁側京都AD。昨年までは上半身が紫とオレンジのユニでしたが、今期から白基調のユニにモデルチェンジ。今年こそ優勝という意気込みでイメチェンしたそうです。

なお、ダブルヘッダーの時にはこの白ユニと昨年までの紫ユニを交代で着るそうです。

（この方式はかつてパ・リーグの太平洋クラブライオンズが採用していました。）

 

こちらが新規参入の大阪BH。中央が小西美加投手。

ユニフォームは写真ではわかりませんが、上半身のみ黄色の縦じまです。

 

中央：大阪BHのキャラクター。（ハニーちゃん？だったかな？汗）

右：兵庫SSのキャラクター、「スインビット」。

 

この日の収穫はこの投手を見られたこと。京都ADのルーキー、半田　渚投手。大阪体育大出身。女子野球W杯で日本代表歴のある期待の大型新人です。

ピンクのサウスポーならぬパープル・サウスポー。背番号は「1」。クロス気味の投球で左打者は打ちにくそうでした。（遠くなので顔が写っていません。これが限界。汗）

 

ヒーロー・インタビューならぬ「シンデレラ・インタビュー」。右端は京都ADの佐々木恭介監督。（近鉄OB）

「男だけどええのんか？」とコメント。

左端は京都のキャラクター、「古都美（ことみ）ちゃん」。

らいぱちさん、こぎすさん、オオチロさん、色々とありがとうございました。

今回は残念な試合内容でしたが、普段は競った試合の方が多いです。懲りずに応援・観戦いただければ幸いです。