バボラの黒い奴

「バボラの黒い奴」打ってみました。
ネット上にはすでに数々の感想が載っており、それらのほとんどが的を射ているので屋上屋な気もしますが、
「自分の感覚を他人に伝える」という訓練だと思って書いてみます。
分かりづらさ・読みづらさは平にご容赦ください。


打ってみて最も強く感じたのが、ストロークの「快適さ」です。
打感がとても柔らかく、振動が少ないのです。
今日はフルスイング一択だったのですが、
ジャストミートするとクシャっとたわんで、そこから適度な反発でもって飛んでいきました。
前に張っていたキルシュバウムの「黒い奴」（Ｎｏ．２)は、やや高反発で（どこまでも）飛んでいったのですが、ブラストは適度な感触です。
細かい振動もあまり腕に来ません。
バボラは数年前から「振動吸収」をはじめとする快適さを追求していますが、それをストリングスにも応用したような感じです。

そして、思ったよりスピンはかかりません。
いわゆる「スピン系」のストリングスはあまり好きではなく、懸案事項の一つだったのですが、
この点は普通のポリとほとんどかわりませんでした。
ナダルやツォンガくらいスイングスピードが出るとまた違うのでしょうか…？
自分も結構スイングスピードはある方なのですが…


その他、いくつか気になった点を。

・スイングスピードが出ないとネットすることが多かった
　うまく面に乗らない感じでした。
　テンションがやや高いせいか、とも思ったのですが、表面加工のせいかもしれません。
　「引っかけて打つ」ことが難しいストリングスだと思います。

　一番差が出たのがサーブでした。
　どフラットで打てばかなりいい感じなのですが、
　スピンをかけそこなうと、かなり残念な感じになりました（；‐；）
　ネット前でワンバンとか、卓球かよ…久しぶりにしでかしました。

　どこかのブログでも書かれていた記憶があるのですが、
　テンションをやや低め（5０程度）に張った方が扱いやすいかもしれません。

・ボレーの感触が鈍い
　「振動が少ない」こととのトレードかもしれませんが、
　ボレーのタッチの感触（まぁ自分にあるのか疑問ではありますが…）が良くないです。
　ゲージ１．２５にしてこれなので、１．３０だとちょっとタッチは期待できないかもしれません。
　元々ＭＧプレステージプロはボレーが難しいのですが、この感触だとパンチボレー一択になりそうです。
　ストロークのために１．３０にしておけばよかったかな…？

・ちょっと高い
　まだトーナグリップ１本が擦り切れる間くらいしか使っていないので何とも言えませんが、
　一般的なポリのテンション維持力だとすると、毎回ブラストを張るのはコスト的に厳しいかもしれません。
　この点はまだ様子見ですが…


気になる点の方が多くなってしまいましたが、
個人的にはかなり「アリ」なストリングスだと思います。
特にストロークの快適さは捨てがたいです。
また、飛びが抑えられているので、リターンや強振時のアウト率が減ってくれれば、という期待も大です。

明日また打ってみます。


…あ。
スラセンジャー（本妻）と打ち比べるのを忘れた…　ＯＴＬ