【現地観戦記】ゼビオFリーグ 第3節 アグレミーナ浜松 vs フウガドールすみだ

5月17日(日)

この日はアグレミーナ浜松のホーム開幕戦！エコパはご覧の通りすごい人だかり！！さすがは人気スポーツのフットサル！！！



…ではなくて、これはおとなりでやってたB級グルメスタジアムの様子（笑）ほんとにすごい人で周辺の渋滞もなかなか大変でした。 しかしアリーナの目の前にこれだけの人がいるというのは新規ファン獲得の大チャンス(o`･ω･)o

ぼくらのお目当てのエコパアリーナはこちら！ 先着1000名無料招待券をもらうのに並んでたのは… 20人くらいかなσ(^_^;) 開場時には100人以上にはなったと思いますが、せっかくなんだからもう少し呼び込みやアピールが欲しかったところ…

ホーム初戦ということで色々とブースもチェックします。今季から公式キャラクターに格上げされたアグレックマの新シーズンバージョン、この日は全選手がベンチ入り！某さん、お疲れ様でした♪( ´▽｀)

開幕から2戦、セカンドユニフォームの試合が続いていたのでようやくファーストユニフォームを拝めました。今季のユニフォームはかなりピッタリ目のデザインで女性サポが着るとなかなかエロいぞ(*´艸`)♪ LUZさん、ぐっじょぶ！

これを着た女性サポでスタンドが埋まれば選手のやる気増大も間違いなし！？みなさん、ぜひよろしくです！！（笑）

ベルマーク回収協力での選手カード配布もちゃんと継続されてました。今季は少しカードのデザインが変わってましたが続けることは重要です。この日のカードは新加入のルーカス選手。本人にサインももらえて満足♪ ただ、写真がユニフォームじゃなくて練習着なんだよね… 一番手はソンだねぇσ(^_^;)

選手、スタッフが整列し、保田監督からホーム開幕のご挨拶。「ご存知の通りこの3年間、我々は最下位でした。そしてホームでいまだ未勝利。今シーズンこそホームで勝ち星を上げる、ひとつでも多く勝ち星を上げるべく全力を尽くします。よろしくお願いします。」



=========================

ゼビオFリーグ 第3節

アグレミーナ浜松 2-4 フウガドールすみだ（前半 1-0）



公式試合記録

http://www.fleague.jp/score/score01.html?gid=20241



浜松得点者：11.曽根田、9.松浦

すみだ得点者：7.稲葉、14.西谷、オウンゴール、3.金川

9.松浦、12.石野が今季初のメンバー入りを果たした浜松。これで怪我で離脱中の2.クリス、6.萩原を除けばFPは全員にチャンスを与えられたことになる。

前節湘南戦で18.渡井が全治8ヶ月の大怪我を負ったすみだは10.田口が今季初出場。



【前半】

浜松のスターティング5はGK20.石黒、11.曽根田、17.田中智、18.小池、22.田中充。手応えを掴んだ大阪戦のセットから外れた16.須藤に代えて田中智を入れた形だ。セカンドセットは7.和久田、8.松本、10.剣持、14.蓮池。9.松浦は両セットに要所で組み込まれ、12.石野の出場機会はかなり限定された。

一方のすみだは7.稲葉、9.田村、14.西谷、16.岡山でスタート。3.金川、4.諸江、6.宮崎、8.太見のいわゆる黄金セットもセカンドとして投入された。



この日の浜松は基本ハーフに引きながらも、タイミングを決めて一気にプレスを強めていくという守備の形。立ち上がりから積極的に仕掛け、17.田中智が足技から早速2度の決定機を演出。そのうち1度はゴールポストを叩き観客の期待感を盛り上げる。

この守備のスタイルで、一際輝きを放ったのがこの日MVP（敗戦だったので呼び方は“敢闘賞”くらいにしておいてほしいところだが…）を受賞した18.小池だ。最終ラインから、縦パスを受ける相手選手よりも前に飛び出してインターセプトする「前カット」はリスクは高いが成功すれば一気にカウンターのチャンスになる。直接ゴールに結びついたプレーこそなかったが、彼の攻撃的守備のスタイルはすみだに幾度も脅威を与えただろう。

もうひとり、昨季はなかなか出場機会に恵まれなかったが今シーズンここまで3試合連続出場を果たしている14.蓮池も献身的なチェイシングでチームに貢献した。今年のFリーグガイドブックで彼を紹介する文にあるのは「浜松のプレス王子」。その言葉が決して世辞ではないことがこの試合でよくわかった。 （いや、“王子”はお世辞かもしれない…笑）


そんな浜松のアグレッシブなディフェンスは7分についに実を結ぶ。11.曽根田が相手陣内の高い位置で横パスをカットするとそのままGKと1対1へ。 すみだGK21.清家も飛び出してシュートコースを狭めるが、曽根田は左右に揺さぶりをかけてこれを外すと空いたコースへ冷静に流し込む。浜松に待望の先制点が生まれた。

先制後もすみだ怒涛の攻撃を浜松は集中した守備で耐え凌ぐ。ゴールポストが2度相手シュートを弾くという運も味方し、前半はこのまま1-0でリードして折り返すことに成功した。




【後半】

ここまでも前半をリードした、善戦したという試合なら数多くあった。問題は後半。さらに言えば後半の後半だ。

9.松浦と22.田中充をファーストとセカンドで入れ替え、若干のセットの修正をした浜松。立ち上がりの23分、稲葉に一瞬の隙を突かれて左サイドからの同点ゴールを決められてしまうが、それでも大崩れすることなく集中した守備を粘り強く続け少ないチャンスを伺う。

すると32分、中央でドリブル突破を仕掛けた17.田中智が倒され、第2PKポイント付近でのフリーキックを獲得。キッカーは9.松浦、グラウンダー気味の地を這う強烈シュートが正確にゴール左下隅を貫き浜松が勝ち越しに成功！！

歓喜に沸くエコパアリーナ。勝ち越しの時間帯も悪くない。勝てる！いよいよホーム初勝利か！！多くのひとがそう思ったが2度目のリードは長くは続かなかった…



35分に自陣ゴール前でのミスからボールを奪われると14.西谷に押し込まれ、その2分後にはGK20.石黒が弾いたボールがファーに詰めていた4.諸江の方へ。なんとかクリアしようとした必死で戻った17.田中智がオウンゴールをしてしまいついに逆転…

浜松はGKが20.石黒のまま上がってのパワープレーと、11.曽根田に代えてのパワープレー。2種類を試したが、3.金川にパワープレー返しを受けここで力尽きた…

=========================



未だ遠いホーム初勝利。もう「惜しかった」とか「いい試合だった」はいらない。選手もファンもそう思ってきたとは思います。この日も、結局記録に残るのは2-4というスコアと開幕3連敗という事実だけ。

それでも、この試合はここ最近で最も期待を持てた内容だった。面白い、いい試合だったと言いたいです。B級グルメのついでに今日初めてフットサルを観たお客さんも、きっと面白いと思ってくれたんじゃないかな。



だけど、選手たちは頑張ってくれていただけに、運営側の段取り不足が各所で露呈したのは残念でした。



1000名無料チケット配布、ひとり何枚ももらえるの？みんな並んでるんだから1人1枚が当たり前じゃないのかな？ マッチデープログラムは誤記だらけだし… それに開場してからサポーター席が反対でしたって…どっちがどっちの応援席かを見て座る席を決めるひともいるのにね。フウガサポさんには何度も横断幕を張り替えさせちゃって、なんだか申し訳なかったです。（せめてと思い幕張りをお手伝いさせてもらいました。）

ホーム初戦の挨拶も、監督の言葉まではまぁいいんだけど、その後の捌け方！！ 野嶋選手はアドリブで「気をつけ、礼！」って言ってくれてましたけどね。グダグダ過ぎて「シャキッとやれ！！」と叫んでしまいましたよ。あのとき野次ったのは自分です。不愉快に思った方はすみません。



だけど、そのあとのウォーミングアップの時の挨拶や円陣の時に、剣持キャプテンがちゃんと周りに声をかけてたところや、キックオフのときに全員とハイタッチしてたところはすごく良かったです。

形だけじゃだめだけど、形だけでもできないとチーム一丸になんてなれないですもんね。「継続は力なり」 剣持選手のその継続を、ちゃんと見てますからね。がんばれ、おれたちのキャプテン！

とはいえ、そう簡単に結果には現れない。「継続は力なり」言い換えれば「Rome wasn't built in a day.」気の遠くなる話。でも一方で最近出会った言葉の中にこんな一節がありました。



Well begun is half done.（始めたら、もう半分はできたようなものだ）



そうなんだ。継続は大変だけど、でもやっぱり大事なのは“はじめの一歩”。それを踏み出せるかどうか。

少なくとも剣持選手はその一歩を踏み出しました。チームの意思疎通を図るため。ひとりでも多くのお客さんに来てもらうため。面白い試合を見せるため。そして、その先にあるはずの勝利のために、次は誰が何を始めるか？



「今さら…」なんて言葉は捨ててしまおう。



Better late than Never.



ぼくの大好きな言葉です。諦めることに比べたら、遅すぎるなんてことはない。気付いたその時がスタートだ。



勝ち負けはもちろんなんだけど、やっぱりチームが、クラブが、一丸となって闘う姿を見たくてまたアリーナへ通います。がんばれ、アグレミーナ浜松！！





【参考記事】