【動画あり】フットサル日本代表 中国遠征を振り返る(中国戦)

  • ひろ
    2012年05月19日 22:39 visibility144
5/11~13の3日間フットサル日本代表が参加していた、
“DAFENG SPORTS” Cup International Futsal Championship China 2012
結果は0勝1敗2分で4チーム中4位という非常に悔しいものでしたが、
その試合の内容はFリーグサイトや選手ブログなどで断片的に知るしかありませんでした。

が、中国の動画サイトで日本 vs 中国の試合を丸々見ることができるようなので紹介します。

ちなみにこの動画は「宮崎発フットサルTシャツブランド【vortex -ボルテックス-】」
のサイドで紹介されているのを見て知りました。

やっぱり実際のプレーを観てみないことにはほんとのことは分かりません。
しかし、ちゃんと実況も入っていて中国ではフットサルってTV放送されるんでしょうか?
TVでないにしても、こんなサイトがあるなんてちょっと羨ましいですね~…

では、以下観戦記です。主に得点シーンにフォーカスして。
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<前半>
0-1 05'24 中国
中国が右サイドキックインからポーンと逆サイドへ蹴り出すと
それをそのままダイレクトボレー。
守備全員がペナルティエリア内にいて逆サイドに出たボールへ寄せれなかった。
結果、フリーでボレーを打たせてしまう。集中力が欠如していたとしか言いようがない。

そもそもキックインになったプレーもよくない。
コートの狭いフットサルでは、よっぽど相手のプレスが厳しくない限り
外に出す=セーフティなプレーとは言い難いのかもしれない。

0-2 17'50 中国
日本が、自陣ゴール前のキックイン → GK → 逆サイドアラへ
中国の前プレを避けるために中央のフィクソへ出したパスが中途半端で、
これを詰めていた中国選手にかっさらわれて決められてしまう。
「あ~ぁ」って感じで、はっきり言って代表レベルが見せていい失点ではない。

直接的な原因になったパスミスだけじゃなく、GKから星へのパスもずれていたし、
そもそもキックインからGKにパスしないといけないような状況もおかしい。
少しずつのひずみが積み重なってなんとも残念な失点に繋がってしまった。

<後半>
1-2 01'12 小曽戸 允哉(バサジィ大分)
左サイド稲葉のキックインから逆サイドへ回り込んだ小曽戸のダイレクトボレー!
中国の1点目をそっくりそのままお返ししてやったような形だ。

2-2 09'29 北原 亘  (名古屋オーシャンズ)
Fリーグのサイトではこう書いてあったけど、決めたのは13番の仁部屋。
中盤で稲葉が得たフリーキック、星のシュート性のパスをワンタッチヒールで押し込んだ。
日本の2得点は両方ともセットプレーだった。

2-3 11'19 中国
素早いカウンターから一気に数的有利の状況をつくられ、きっちりと決められてしまった。
綺麗な流れで決められた、悔しいが仕方のない失点。
ただ、あえて中央に開けて仁部屋のドリブルを誘い、パスカットを狙っていたのかも?
というのは考えすぎかな…


必死で追いつくも突き放されてしまった日本。
残り時間が5分を過ぎるころから6番 小曽戸をゴレイロにしたパワープレーに出る。
ミゲル監督は練習でのパワープレーの優先度をずっと落としていたが
W杯予選の最近になって練習するようになってきたらしい。
そのパワープレーを実践で試す機会が多かったことを喜ぶべきか嘆くべきか・・・

そして残り時間1分という時に事件は起きる。
パワープレーから連続シュートに持ち込み、逸見 勝利ラファエルがゴールネットに突き刺す。
が、判定はノーゴール。
ミゲル監督を含め日本代表チームほぼ全員が審判に詰め寄り試合は一時中断。
このとき何が起きていたのかは小宮山選手のブログを参照してほしい。

試合は再会するも残り時間は少なく、結局試合はこのまま終了。
日本代表の立場で見れば、感情的には引き分けの試合だ。
しかし中国代表が勝利に値しなかったチームかと言えばそうではないと思う。

カウンターにしても、パワープレーへの守備にしても高い集中力を見せていたし、
そもそも審判のせいにする前に前半の日本代表が悪すぎた。
3連戦3日目で体力的に相当きつい状況だったのは想像に難くないが、
連戦のなか少しでもコンディションを維持する戦い方、勝ち方を意識するのも大事というのは
これも小宮山選手がブログで語っている通りだと思う。


3戦を通して非常に悔しい結果となってしまった中国遠征だったが、
これをバネにして25日からのAFCアジアフットサル選手権では
アジアチャンピオンを勝ち取り見返してほしい。

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