２つの苦しみ

この試合の組み合わせだけは、個人的にみたくない試合だった。京都が昇格すれば、近いアウェーが増える。広島が残留すれば、転勤している弟のところへ遊びがてらに広島へいけていたので・・・


なんだか・・・広島サポに対して失礼な発言になってしまうかもしれないけど・・・

試合をやる前から、なんかしら京都が勝つような気がしていた。

京都ホームで行われた入れ替え戦の一回戦。

京都は、幾度となくボールをカットスピーディーにサッカーを展開し、代表のたくさんいる広島の選手のパスコースをほとんどシャットアウト、ボールをもった選手には一人の選手がプレッシャーを与え、すばやいパスミスをカットして前線へボールを運ぶ、まさしく非常にシンプルながら徹底した戦術で２点もいれてホームで勝ち星を手に入れた。

今日の京都も、前節の試合とほぼ変わることなくシンプルに試合を展開、アウェーながらも広島に点を与えない。

一方・・・Ｊ２への降格が決まってしまった広島は、私が見る限り・・・駒野のできが悪く、いつもの駒野らしいクロスもなりをひそめ、京都の厳しいマークにもはばまれいいところがなかった。
たしかに、３本のはいっていて当然というシュートは、ゴールバーにはばまれた。

やはり、後半の残り１０分、広島ペースになったあの時間で一点・・・たった一点が遠かった。

結局引き分けながら京都の昇格、広島の降格、明暗が分かれた瞬間を昨年の試合と照らし合わせながらみていた私がいた。