黄金のトライアングル
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しんみり
2007年12月14日 23:51 visibility206
この試合で、ガチンコでくるヨーロッパ王者にJリーグチームがどれだけ通用するか・・・
勝ち負けよりも、レッズ以外のチームがアジア代表となりどれだけ太刀打ちできるかが気になる一戦だった。
正直いうと・・・ミランも早くから日本入りしていたものの、セリエのリーグ戦では今シーズン10位といまいち波に乗り切れていない様子、一方のレッズもナビスコはおろか・・・J2チームに天皇杯で痛い敗北、最後の最後でJリーグ優勝も鹿島に明け渡してしまう・・・と・・・・唯一のタイトル、ACLのアジアチャンピオンと寂しい結果に終わってしまった。
しかし、再対戦となったセパハンには、3−1と浦和らしい勝利でミランとの対戦へもちこんだ。
さて、試合では・・・・
前半をみるかぎりでは、ほぼ互角というような試合いい試合展開だったが、細かいところをみればやはりミランの攻撃には、味方3人でワンタッチパス交換しながら、真ん中の狭いスペースにジャストで収まるパス、無駄のない攻撃で浦和ゴールに迫るも・・・今年のミランの象徴なのか・・・決定力不足に助けられる。守備は守備で堅いしねぇ。
一方浦和だが・・・ミランの堅い守りでなかなかワシントンまでボールがつながらず・・・なかなかシュートも打てない。しかし、前半に限ってだけいえば、ミランは中に絞り気味だったので、サイドへボールを回せば比較的ボールはゴール前に供給できたはず。昨日の浦和は、しっかり守ってカウンターということだったんだろうが、ボールを奪ってからのカウンターの展開が遅いように思われた。どうしても、ワシントンがゴール手前でもらってしまうと、スピードが足りないのかミランの選手にうまく体を入れられてボールを奪われてしまう。
しかし、前半なんとか浦和も守り抜き0−0で後半へ
後半、ようやくミランにエンジンがかかってくる、相変わらずのトライアングルパスは健在で、それがピッチサイドぎりぎりであろうが、確実にパスでつないでくる。あるときは、トライアングルでまたある時はくさびで・・・3人がワンセットのようにおもしろいようにパス交換が行われる。
決定力に欠けていたミランにようやく得点が入る。
ボールをもってドリブルであがってきたカカが、浦和のディフェンスを引きつけながらせードルフにパス
セードルフはそれを押し込むだけのゴールでミランに待望の一点。
このパス、なんてこてないパスだったけど、カカはみてたね。
この時、ミランの選手は2人いたけれど、フリーのセードルフを・・・やっぱし恐るべし。
一方、浦和も耐えて耐えてという展開の試合であったわけではない、ジタに押さえられたがワシントンのシュートや、ゴール前で永井だったか???ヘッドで折り返したボールを鈴木啓太がシュート
これは、勢いがちょっとたらなかったかな・・・いい攻撃だと思いました。
守備陣もよくがんばっていたと思います。体を張った闘莉王のディフェンス、結果足を痛めてしまったようですが、ガッツあふれるプレーでみているこちらも気持ちよかったです。
結果1−0で負けてしまったけど、Jリーグでもここまでがんばれるという希望をもてたいい試合でした。
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- 事務局に通報しました。
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