「博多の一休さん」こと鈴木惇がヴェルディに移籍!!

　とても悲しいニュースがあった。ジュニアユースからのアビスパの生え抜きで「博多の一休さん」の呼び名で親しまれた稀代のゲームメーカー鈴木惇が・・・惇が・・・

なんと東京ヴェルディに移籍。昨年の今頃、ユースケの千葉移籍が決まった時も相当ショックでしたが、それに勝るとも劣らない衝撃。

　鈴木惇は2008年にトップチームに昇格。抜群のテクニックで徐々に頭角をあらわす。2008年や2009年は線が細い印象で、プロの壁に阻まれあまり活躍できなかった。プロ３年目の2010年にはたくましさを増し、末吉中町の控えという立場ながら随所に大きな活躍を見せJ1昇格に貢献。さらなる飛躍の一年となったのは2011年。成岡、中町、末吉とのポジション争いを制し常にスタメンの座をキープしたのは鈴木だった。僕が選ぶ2011年のMVPは鈴木だ。2012年はあまり試合を観られなかったので何とも言えない・・・。

　僕は2011年3月まで福岡に住んでいたけど、僕が当時見ていた選手が次々といなくなるのは寂しい。しかし、選手にとっては短い選手生命の中でよりよい仕事の環境を求めるのは当然の事。丹羽、中町、中島、岡本、ユースケ、永里、松浦、重松、大久保、ハーフナー・マイク、六反、山形・・・　福岡を離れてしまった選手は皆今でも応援してるし、鈴木惇もこれからも頑張ってほしい。

　それから一つ、Jリーグの移籍金撤廃は大問題だと思う。これでは選手の奪い合いが起きるだけ。昔のように年齢に応じた移籍金の制度を復活させるなど早急な改善を望む。