打てなければ勝てない

今年の日本シリーズは去年と同様にコンディションの良し悪しで勝敗を分けてしまった感があります。あれだけ打てなければドラゴンズのほうが圧倒的に強いです。

ドラゴンズは本当にバランスの良いチームでした。ジャイアンツのような極端にホームランを打つわけでもないのに、ある程度得点を挙げて７〜８回まで先発投手がしっかりゲームを作り、接戦では岩瀬投手が投げ、点差があれば完投、もしくは若手やセットアッパーで試合を終わらせるなど、決して無理の無い試合運びをして１年間戦ってきました。

ファイターズのシーズン中の戦いぶりはわかりませんが、１〜３番打者が全く打てなく４番打者が４番足る仕事を１戦目以外は全く出来ませんでした。

投手陣も初戦のダルビッシュ投手はすばらしい内容で勝つことが出来ましたが、２、３戦目はキャッチャーの消極的なリードなど、失点が多く全く試合を作ることが出来ませんでした。

４戦目はドラゴンズの先発を５回までに引き摺り下ろしたものの、後が続かず結局逆転するまでにはいたらず勝てそうな試合を落としてしまいました。そして今日は、山井、岩瀬両投手に完全試合をされてしまい実にあっけなく幕を閉じてしまいました。

これだけ打てなければまず勝負になりません。ファイターズにとって得点力の低さが際立った日本シリーズでした。もう一枚、２枚大砲がいればまた違った展開になっていたかもしれません。来年から監督が変わりますから、また違った色のチームになるかと思います。来年、どんなチームになるか楽しみですね。

一方来年のジャイアンツですが・・・・・・、という感じです。