
人間の欲求
-
-
よこちゃん
2011年03月18日 09:01 visibility95
地震で被災した人達の状況を見ているとビックリするくらい阪神大震災の時と
同じです。ちょうど1週間になりますが、このあたりから避難所に物資が沢山
到着し始めます。
ところが、全然届かない避難所が沢山あってマスコミが取り上げ始めます。
災害から1週間たってなにも救援物資が届かない所は、おそらくこれからも
ほとんど届かないと思います。
(神戸もそうでした)
理由は、自治体の指定避難所になっていないからです。
そろそろ、そこから避難しようと思えば移動できるようになるんですが動かない
人たちが多数出てきます。
「家から近いから」「知り合いたちと別れたくない」「住み慣れた町だから」
だけど、そこにいたら過酷な状況が続きます。
やはり、指定避難所に移動する必要があります。または、被災していない地域
に脱出することが重要です。だけど、「みんなを残して自分だけ」という思いが
あります。私もそうでした。未だにその時の罪悪感が心の隅に残ってます。
それまで、力を合わせて乗り切ってきた訳でなおさらその気持ちが強くなります。
たぶん、あと数日で食料・水などはかなり満たされてくると思います。
ところが、人間の欲求は果てしないんですよね。
次は、カップラーメンじゃなくて新鮮なものが食べたい・お風呂に入りたい。
自分の居住空間が欲しい。など短期間でどんどんエスカレートしていきます。
仮設住宅が建設されたり公営アパートも自分の街から遠いから行きたくない。
などの声が出てくるでしょうね。
最終的には、今までとまったく同じ暮らしがしたいと言う事になります。
それは、まったく無理なんですが年配の人ほどその現実を理解できないみたい
です。それに人間は、70歳を越えると環境が変わる事に適応できなくなるそうです。
それで、引きこもりになって孤独死が神戸でも多く出てしまいました。
何か良い方法がないものかと思いますが、難しいんでしょうね。
あれだけの被害が出ては、町を再建するのはかなり時間がかかるだろうから
インフラが整っている地域に移住するしかないでしょうね。
若い人達も、仕事の問題が出てくるので移り住むしかないでしょうね。
これが現実です。辛いですけど。
壊滅した地域は、時間をかけても安全で素晴らしい町に再建してもらいたいです。
- favorite14 visibility95
- 事務局に通報しました。
chat コメント 件