雨中の泥試合(1)
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yosi君(かんじ)
2014年04月24日 22:21 visibility160
テイクOFFの3試合目。
昼過ぎから降り始めた雨は、夕方にはシトシト雨に。
中止を告げるにもタイミングが悪く、とりあえず集合する事に。
雨で中止を見込んでた輩も多く、集まりが悪い^^;
相手方の士気は高く、雨の中キャッチボールをやっている。。
先発予定の自分は、やる以上は投げなきゃならんので、アップを始める。
「投げるの?」
そんな中、そんな声が聞こえてきて、
「投げたい奴いなきゃ投げるよ」と何気なく答える。
「投げたい奴、いるじゃん」
「あー。そだね。一応訊いてみようか」
投げる気はあった。そのつもりでいた。
想えばここで「投げるよ」と言っとけば良かったのか。。
試合開始10分前、件の先発候補がやってきた。
先攻なので、投球練習時間は確保できる。これも運命だったか。
「投げたい?」
何気なく訊いてみた。あー訊いちゃったよ。
当然コイツはこう答えるよなー
「投げたいです!」
雨の中やってきてテンション低かったのに、瞳が輝きだした。
「お菓子買ってもいいよ」
スーパーの買い物に付いてきた子供に、
こう言ってあげた時を思い浮かべて欲しい。
ダッシュでお菓子売り場へ走り出すだろう。
その姿を見て、「やっぱヤメた」と伝える事ができるだろうか。
俺にはそんな非情な事はできなかった。
雨の中、ノックも打撃練習もせず、キャッチボールのみで試合が始まった。
この準備不足は言い訳できない。
相手方はこちらより年齢層高いにも関わらず、
野球ができる喜びを、勝利に賭ける執念を表しながら練習に励んでいたのだ。
いや、そう見えただけで、半ばヤケになって半狂乱状態だったのかもしれないが(笑
初回、先攻で1点取って、問題の投手がマウンドに上がる。
いきなり連続四球(゚Д゚;;)
投球練習してる時、雨でボールが滑るって感覚は無かったので、これは実力。
3番を捕飛として、4番に四球。
こ、これは・・・
1死満塁。。チームの誰もが押し出しを覚悟した。
が、ここから連続三振にしてチェンジ。
さあ、劇場の開幕だ!(つづく)
- 事務局に通報しました。
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