雨中の泥試合~どうすりゃ良かった?~
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yosi君(かんじ)
2014年04月25日 19:40 visibility211
(前回の続き)
2回に2点取り、試合は3-0
先制して、先発が0に抑えて追加点。理想的な展開だね。
それが3回の攻撃時、2点を追う展開になっていた。。
四球1つ。死球2つ、長打2つで5失点。
(これ以上投げさせて試合壊してもアカンな)
登板視野に、投球練習を始める。
3回表、チームは6点取って、9-5
「行かせてください!」
空気を察したのか、懇願してきた。
うーん・・・
チームは逆転した。
こうなると、規定投球回数(4回)は投げさせてあげたいと思うのが親心。
「行って来い」
送り出し、戻ってきたら9-9になっていた。。
どうする?
交代すべきか?続投か?
「投げたい?」
「投げさせてくれるなら、投げたいです」
先発だしね。勝ち負けハッキリさせた方がね。。
雨の中、頑張って投げてるのはチーム皆が感じてる筈。
4回表、同点の展開から、3点取って 12-9
何の試合してんだっけ?
読んでる方がそんな事を思うような点数だが、野球です。
「この回大事やで、ここでしっかり止めろ」
勝利投手の権利をしっかり掴んで来いって事。
試合展開からしても、同点になって突き放した所。
ここで踏ん張れるかどうかが投手としての見せ所でもある。
そう言って4回裏のマウンドへ送り出した結果は
三振、投ゴ、捕飛 の三者凡退
「ナイスピッチ!」
「ありがとうございます」
「次もいくか?」
不安一杯、僅かな期待の中、最高の結果で帰って来た。
こう声掛けするのに何の躊躇いがあろうか。
「大丈夫です」
「まあ、頑張って投げてるからな」
「ありがとうございます。僕がここまで成長できたのも、
投げさせてくれるかんじさんのおかげです」
4回10四死球、被安打7 9失点で言われてもな・・・
返す言葉が無いわw
5回表、2点追加して 14-9
この流れなら大丈夫だろ。。
冷たい雨の中、肩はスグ冷えてしまうのだが、
安心した俺は投球練習をヤメた。
そして6回表を迎えた時、スコアは 14-14 になっていた。。
「皆が引かないなら、投げたいです」
「引いてるよw まだ行きたいんかw」
「お前、この展開やぞ?」
何より、捕手が大変だ。肩を落としてベンチに座る、
ユニフォーム泥だらけの正捕手の姿が痛々しい。
「お前が行きたいんやったら付き合ったるぞ」
気丈に答えたが、それは半ばヤケにも思えた。
が、発した言葉の効力は重い。
協議の結果 「四球出したら交代」 という指示とした。
二週間くらい前のダイヤのAでそんなシーンあったな。。
まあ、あちらは将来性と次を考えての事だが、こちらは・・・なんだろw
もうここまできたら、
この劇場の終わりを見届けてやろうじゃないか。そんな気分か。
だが、制約を一つ出しておく防波堤。。
6回裏、時間的にも最終イニングの先頭打者。
奴は見事に四球を与え、堂々とマウンドから降りてきたw
で、自分がマウンドへ。
7球の投球練習かと思ったら、3球しかなくて焦る。。まあ時間無いしね。
雨の中、先ずはストライク入れる事を第一に考える。
打った打球は捕手の前。
が、雨で不運にも泥が捕手の目に入り、結果悪送球による捕失。
これで無死12塁。
満塁にはしたくない。考える事は一緒。とりあえずストライク投げましょう。
上がった打球はライトへ。打ち取ったかな~
そう思った先には、不安そうに捕球体制を取る女の子が居た。。
試合後、彼女は言った。
「構えたんですけど、途中で『あ。これアカンやつや』って思いました」
・・・多分、君が思うより前に、誰もが思ったと思うぞw
ボールは彼女の背後で跳ねていた。。
打たれた俺は悔やんだし、先発した奴にも申し訳なく思ったが、
「打ち取ってるし、それは野球じゃないから。それに、あの展開じゃ無理でしょ」
そんな捕手の言葉には救われた。
まあね、続投させて押し出し四球のゲームセットよりはね。。
泥試合はサヨナラ負けという結果になったが、
今年チーム初の敗戦という以上に、
チーム初戦の日記で感じた、投手継投の難しさを感じた試合だった。
どこでどうしたら良かったのか?
個人的には良い形で初安打出たから打撃は良かったけどね。
- 事務局に通報しました。
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