地域づくりと野球　８．「球場でサンプル配り？」

前回からもう１週間ちかくも経ってしまってました。すみません。
ネタ切れとかそんなじゃないんですけどね。
書き溜めている文章はいくらでもあるんですが、
普通のブログのように「下書き」機能があれば、小出し小出しも可能なんですけどもねー。
なんてどうでもいい話は置いておいて、
前回（２月２５日の日記）におきまして、
地域づくりと野球7「金融機関と手を組め」
という話をしました。
中小企業と手を組んで新商品の発表や宣伝などの機会に使えないか？という話なのですが、
もう一つにサンプリング、つまりサンプルを配ってアンケートなどを書くことからテストマーケティングの舞台として活躍できるのではないかという仮説を立ててみました。

■新商品のテストマーケティングの舞台になる
よく都市の中心部に行くと無料の雑誌やティッシュなどを貰ったりしませんか？
近年では大企業などがこぞってサンプルを都市部で配布したり、東京の原宿では会員登録した人を対象にした無料サンプル商品ばかりを集めたお店なども出来ています。

こういった「サンプルビジネス」という市場はもはや一部の地域だけでとどめておくのはもったいないと思うんです。

そこで、前述するように独立リーグやファームに於いて、地域の中小企業が新商品のキャンペーンと
テストマーケティングをかねた活動の場を提供する。
一部費用として球団に支払うなどといったビジネスモデルが出来ないか。と考えました。

というのも山形でも平均１０００人程度を集めることが出来る野球という場所は
どちらかというと女性向けのマーケットには向かない側面もありそうですが、
女性限定の無料券を配布（費用はサンプル提供企業が負担するか、あるいは１ドリンクつきで５００円とか。）して、球場特設の引換所でサンプル一式を配る。
１試合に１０点以内に抑え、その分共通のアンケートハガキを封入。
送り先はデータ分析会社に送り、各会社に割り当てるなんていう効率的なCS作戦も可能だと思います。
（但し、分析会社のミスで他社に情報が流出する可能性やハガキサイズだと質問項目に制限が付く欠点がありますが）

でも、ターゲットが子供ばかりの場合だと子供向け商品
大人なども集まっているのであるならばその地域の特産品としていろんな試作品を展示、
食べ物であるならばそれを試食という形で提供して、声を生かすとか出来る可能性が有ります。
つまり、サンプルでものをあげる＝また何かくれるんじゃないか？という期待＝球場に行こう
という可能性だって有ります。

メリットとしては十分大きいものがありますし、
地元の金融機関としても取引先の中小企業の利益が上昇すれば、金融機関としての価値も上がりますし、成長も期待できます。

まぁ肝心のお客様が来なければ話にはならないビジネスなんですけども。

ただ、収益源の選択肢の一つとしてこういうのを作るという背景には
「球場自体の管理方法」
という問題があります。

日本のプロ野球が開催される球場（２軍本拠地は除く）で
自前で野球場を持っているのは東京ドーム、西武ドーム、ナゴヤドーム、甲子園球場、福岡Yahoo!JAPANドーム（福岡ドーム）だけで、
残りは自治体やおよびその関連である第３セクター（通称３セク）や外郭団体の所有になっています。

写真では見づらいですけど横浜スタジアムも横浜市の３セクが保有してますね。

近年では小泉内閣の改革コンセプトである「民間で出来ることは民間に」の一つとして挙げられた「指定管理者制度」が千葉マリンスタジアムで受けていますし、
Kスタ宮城（宮城球場）では球場改修費を全額負担したことから、
球場内の施設や座席関係、および試合の開催などの営業権利を楽天野球団が保有しています。

この制度に関しても一応話しておいたほうが良いと思うんですけど、
これは別エントリにしますか。話が長くなるのでw

ここからは本編とは別のお話。
ちょっとコンセプトがずれてきたかなという一抹の不安があります。
事例集的な感じでの紹介になっていて、自分の意見をズバッといえる
「伏線」を残している感じにはなってない・・・自分の反省点ですね。


・・・やっぱ下書き機能欲しいです！SNS事務局さん！
自分もがんばります。

１．特別連載企画　「地域づくりと野球」　
２．「産業という側面でのプロ野球」
２−２．アメリカマイナーリーグの現状
３−１．地域と野球「ｂｊリーグ、アルビレックス新潟は本当に凄いのか？１」
３−２．地域と野球「bjリーグ、アルビレックス新潟は本当に凄いのか？2」
３−３．地域と野球「ｂｊリーグ、アルビレックス新潟は本当に凄いのか？３」
４．地域づくりと野球　番外編「応援歌も地域密着。楽天の場合」
５．球場内飲食物持ち込みは是か？非か？！
６．「宇都宮にプロ野球は根が付くか」
7「金融機関と手を組め」