野球選手の引退後の保障問題
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あおいちぱんだ
2006年12月06日 04:10 visibility169
知っているだろうか。
プロ野球選手の年金が2012年に撤廃されることを。
年金制度改革だとか盛んに言われているが、すでにプロ野球選手の年金制度は破綻してしまった。
当たり前である。
1チーム70人で12球団という限られた選手の数が掛け金になっても、引退した選手は山ほど居て、その選手全員に支給するなら膨大な金額が必要だからだ。
大リーグでは年金基金の運用が順調な上に、財源と受給者が安定的であるという。
しかも日本では月10万円程度の支給がアメリカではその10倍。
これはシステムが違うこともあるので一概に比較は出来ないが、差が有りすぎる。
日本人選手が挙ってメジャー流出する要因に引退後の安定した生活を求めるのも否定は出来ない。
物心ついたときから勉強よりも野球漬けの毎日を過ごし、高校在学中にスカウトに声をかけられ、
うまい話に乗せられてプロ野球の門を叩くが1年で結果を出さないとクビ、10年生き残れば上出来という非常に厳しい世界で戦力外になり、いきなり世間に放り出されたりする。
ビジネスに対してHow toが有るわけではない彼らは球団がその後の就職先など面倒を見てもらえるのだろうか。
答えはNoであると思う。
解説者や指導者・球団職員など、戦力外になったとしても野球に携わることが出来る人間はわずかだし、言い方が悪いが「枠が詰まっている」状態である。
マリーンズの外野手、大塚明氏のブログでもセカンドキャリア機関の立ち上げについて「遅い」と言っている。
野球選手より平均寿命が短いサッカー界では、早くからセカンドキャリアに対する組織が立ち上がっており、そしてそのなかから移動販売のメロンパンで成功を収めた人もいる。
先日こんな明るいニュースが飛び込んできた。
やり直しが利くと思ってやり直そうと一歩を踏み出した彼は素直にすばらしいと思うし、
プロ野球選手も引退後所属していた大学で勉強し直したり、学校側としてもサポートする機関の一つとして受け入れるようにするとか(文科省も「再チャレンジ」の一つとして補助金与えるメニユー作っても良いと思うし、定員割れの地方大学とかセカンドキャリア養成を目的に補助金貰う手段になると思うし。)、商社と提携して様々な機関への派遣や自立支援プログラムの作成など方法はいっぱいあるハズなんだよね。
以前、MSA(スポーツマネジメント修士)ということに触れたが、
ヴァンフォーレ甲府の地元である山梨学院大学とか
ボビーが客員教授をやっている千葉の大学(あえてどことは言わないw)とか
良い例を持っているスポーツチームと地元の大学が手を組んで新たなビジネスを生んでいくというのが
これから必要になってくるのだとも思う。
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