今日は武者修業

  • よし
    2010年06月13日 22:20 visibility70

 今日はシングルス武者修業として、テニスオフに参加してきました。
 知らない人と試合をして、どこまで自分の力が通じるのか確認もしておきたかったし、刺激も受けてみたかった。



 今日参加したテニスオフは、参加者は4名。
 4名で4時間にわたってシングルスの総当たり戦を行なう。
 ただ、この主催者の方はちょっと変わったシステムを採用していて、とりあえず4ゲーム終わったところで試合を中断してもう一組と交替し、そのあとで中断した試合の続きを行なうのだという。
 2試合続く人が出たり、2試合休憩が挟まる人が出たりということを避けるために工夫したシステムということだが、暑くなってくると体力的に厳しくなってくるので、僕としてはこのシステムは大歓迎だ。
 もっとも、本格的に試合をやりたい人には、不評ということだったが。



 まず最初は主催者の方と対戦。
 昨日、K木さんより我慢のテニスをするようにと指摘されたので、徹底的に我慢のテニスをするが、どうもその我慢が空回りして、1−3で前半が終了。
 そして、もう一組が前半を終えてから続きを再開したのだけれど、どうもうまく波に乗れずにそのまま1−6で負けてしまう。
 主催者の方は、手堅いテニスをする方で、そうそう厳しい攻撃があったわけではないのだけれど、こちらがミスを重ねて一方的に負けてしまったという感じ。
 苦手はハードコートに慣れないうちに負けてしまったということもあるが、どうも動きがしっくりこない。



 2試合目は、鳩ケ谷市のBクラスで優勝したことのある方らしい。
 今度は、我慢するよりも、自分の思い通りのプレイを意識してみる。本能がここはおとなしくつなげと告げている時は、おとなしくつなぎ、ここは強気で打ち込めと告げている時は打ち込む。つまり、いつもの自分のテニスだ。
 すると、途端に動きがよくなる。
 コートの外側まで走らされた位置から、逆サイドに思いっ切り打って相手を抜いてみたり、面白いようにショットが決まる。
 ちなみに、昨日はまったく同じショットがことごとくK木さんの餌食になっていた。
 つまり、K木さんには通用しなくたって、一般のレベルでは通用するというわけだ。
 結局、この試合は6−2で勝利。



 問題は3試合目の相手だ。なんとこの人は、身長が185センチぐらいある。
 多少サイドに走らせたところで、足が長いので1〜2歩で追いついてしまう。
 しかも、ちょっとでも短いボールを打とうものなら、さっさとネット前に詰めてくるのだけれど、腕もやたらと長いので、守備範囲がとっても広い。ストレートでサイドを抜こうにも、その隙間がとっても狭いのだ。もちろん、ロブをあげても、生半可なロブはすべてその長身の餌食になってしまう。
 さらには、ストロークもとてもうまい。テイクバックをほとんどとらず、バウンドの頂点から面をきれいにあわせてドフラットで叩いてくるのだけれど、コントロールがむちゃくちゃよくて、ラインぎりぎりのところに入ってくるので、なかなかそれに対応することができない。
 それまでは、1試合目は6−0、2試合目は6−1で勝ってきている。
 見たところ、バックハンドはそれほどの威力はないし、フォアだってバウンドが高くあがらなければ打ち込んで来るということもなさそうなのだけれど。
 とりあえず、玉砕覚悟で試合をスタートするが、予想外に最初のサービスゲームをゲットしてしまう。ガットを変えてから、いまいちサービスに回転がかからなくなっているので、サービスキープも厳しいと思っていたのだけれど。
 しかし、そのあとは、それなりに善戦はするものの、どうしてもゲームをとることができず、結局は1−6で負けてしまう。
 あとで聞いてみると、テニス歴は30年になるのだそうだ。そりゃ、うまいわけだよ。テニス歴5年の僕がそう簡単に勝てるわけがない。



 いちおう、予定ではそこでおしまいとなるはずだったのだけれど、ひとりが強すぎて、時間がたっぷりとあまってしまったので、「じゃあ、ダブルスでもやりますか」ということになる。
 僕は、結局全敗してしまった方とペアを組む。
 皆さん、あまりダブルスはやっていないのか、僕がちょこちょこポーチに出たりすると、けっこうその餌食になってくれたりする。しかも、ようやく僕のサービスが本調子になり、フラットサービスでのサービスエースを連発して、3−0で先行してしまう。
 しかし、その後はポーチを警戒されてしまい、相手ペアが実力通りにポイントを稼いできて、3−6の逆転負けをくらってしまう。



 なんと、ここまでやってもまだ時間があまっている。「じゃあ、ダブルスをもうひとつやりましょうか」ということになり、今度は長身さんとペアを組むことになる。
 これはけっこう一方的な試合展開となり、6−1で勝ってようやくタイムアップ。



 結局、シングルスが1勝2敗。ダブルスが1勝1敗となった。
 悔しいのは、勝てないにしても、初戦をもう少し粘れたはずだということ。あまりにも、動きが悪すぎた。我慢のテニスということを、あまりにも意識しすぎてしまったかもしれない。我慢すべき場面と、攻撃すべき場面の使い分けをもう少し練習する必要がありそうだ。
 3試合目については、実力差は明らかなのだけれど、バックサイドを攻めよう、前に出てこられた時にはボディを狙っていこうと思っていながら、それがほとんどできなかったのが残念。事前に相手の試合を見て作戦を練っても、試合が始まると作戦をきれいさっぱり忘れてしまうクセはなんとかした方がいいだろうなあ。

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