今日のテニスオフ

  • よし
    2010年12月23日 21:37 visibility1076

今日は、僕がテニスを始めた時にお世話になったコーチが主催しているテニスオフに参加してきました。
いつもは、チームのメンバーを中心にレッスンオフを開催しているのですが、今日は試合オンリーのオフです。
一応、ダブルスがメインなのですが、シングルスをやりたいというメンバーもいて、その対戦相手をオフで募集していたのでした。
ですから、基本はシングルスをやるつもりで申し込んだのですが、あとから「ダブルスにも参加してもらえないか」という連絡が来ました。
シングルスだけでは体力が持たないと思っていたので、大歓迎です。



オフのスタートは午前9時。
むちゃくちゃ風が吹いています。
会場に向かう途中、スクーターが風で横に流されるくらいでしたから、風が苦手なインドア育ちとしては厳しい試合になりそうです。
コート4面を4時間確保してあって、参加人数は20数名。



まずは、ダブルスから。
ペアを組んだのは、以前、一緒のスクールで同じクラスにいたM野さん。
とっても攻撃的なテニスをする人なのだけれど、スクールをやめてからテニスをやる機会が減っているのか、今日はけっこうミスが多かった。
でも、1試合目の相手ペアは中級レベル程度だったので、さほど手古ずることもなく6-1で勝ち。
コートは砂の少ないオムニだったのだけれど、砂の少ないオムニって、けっこう回転をかけたボールが効果的みたいですね。



2試合目も同じペアでダブルス。
相手は、よこちゃんより色の黒いバタ臭い顔をしたサングラスのおじさんと、ちょっとひ弱そうな男性のペア。
どう見ても、バタ臭い顔をしたおじさんの方が強そうなので、ひ弱そうな男性の方を攻めると、実はこの人がとっても上手な人で、ミスは少ないし、正面からぶつけていっても上手に返してくるしで、予想を裏切られてしまう。
そして、バタ臭い顔のおじさんは、バタ臭いのも当たり前で、アメリカの人なのでありました。サングラスをしていたので、単に日本人ぽくない顔としか思わなかったのだけれど、カウントの発音があまりにもよすぎます。でも、日本語もけっこう達者なんだけどね。
向かい風を利用して、ドロップショットみたいな短いスライスサーブを決めると、「オオッ、次ハ、ソノアタリニ打タナイデクダサイ。打ツナラ、コノアタリデオ願イシマス」なんて言われて、すっかり調子が狂ってしまう。なかなか口撃が達者なのだ。
結局、M野さんと僕がミスを重ねて、3-6で負けてしまう。
オー・マイ・ゴッド!



3試合目はシングルス。
相手はS木さんという方で、その前の試合を見ていたら、むちゃくちゃうまいではありませんか。
特に、攻撃的な片手バックハンドが要注意だ。
どう考えても向こうの方が格段にランクが上そうなので、まず勝つことなどできないだろうから、問題はどこまで食らいついていけるかだろう。
最初のうちは接戦で、2-2と並ぶ。
何度も片手バックハンドから厳しいコースに抜かれてポイントをとられたのだけれど、とにかくしつこく粘り、自分からミスをしないようにと心がける。
そして、ひたすら諦めずに走る。ボールを追いかける。
一度、ドロップボールを追いかけてネット前まで走り込み、そのまま地面すれすれのところにラケットを突き出しながら滑り込んだら、さすがに「すごい気迫ですね」と感心されてしまった。
ま、そこが僕のとりえですから。
このあと、2-4と負けペースとなるのだけれど、そこから必死に追撃して4-4と追いつく。
そして、そのあと4-5と追い詰められるのだけれど、なんとかかんとか5-5に持ち込み、最後でひっくりかえして6-5で勝ち。



いやあ、まさか勝てるとは思わなかった。
絶対に相手の方がうまかった。
こちらは、攻撃的なショットがまったく打てず、ひたすら粘っていただけだったのだけれど。
どうして逆転勝ちをおさめることができたのかは、はっきりいってよく分からない。



次が、いまシングルスをやったS木さんと組んでのダブルス。
相手は、さっきのアメリカ人さんと、以前、ここのオフに出たときにシングルスを対戦したことのある人のペア。
よし、アメリカ人さんにリベンジだ。
S木さんと組めば、負けることはあるまい。
ところが、そのS木さんが、さっきのシングルスとは打って変わって、ミスが多く、なおかつまったく攻撃的なショットを打たない。
ダブルスが苦手なのだろうか。
そして、僕も相変わらず調子がよくなくて、攻撃的なショットがぜんぜん決まらない。
ゆるいサービスを得意のストレート抜きで決めようとしても、ことごとく白帯に嫌われてしまう。
それでも、なんとかかんとか6-4で勝利。



5試合目は休みなしでシングルス。
相手は、先日のRDカップでも対戦したM川くん。
若くて勢いのあるボールを打つプレイヤーだが、まだ荒いプレイが多いので、先日は6-3で勝たせてもらっている。
しかし、今日の試合を見ていると、先日に比べて丁寧にボールをつなぐ場面が多く、けっこう長いラリーも続いているようだった。
いざ試合を始めてみると、まったく手も足も出ないようなボールが、厳しいコースにガンガン打ち込まれてしまう。
それに対してこちらは、スライスボール(というよりも、カットボール)を前後に散らして、彼を前後に走らせてみる。
作戦というよりも、どうも今日は強いボールがうまく打てないので、窮余の策としてやってみただけなのだけれど。
これで甘いボールが返ってきたり、そこから攻撃を仕掛けてきてミスッたりということが多くなり、なんとかこちらのペースに持ち込む。
外から試合の様子を見ていると、何度も何度も厳しいボールを打ち込まれて僕が悲鳴をあげているので、一方的に僕が負けているように見えたらしいのだけれど、結果は6-0のストレート勝ち。



本人はここにきて伸び悩んでいるとのことなので、ネットに詰めるときに一気にネット前まで走らずに、もっと手前でスプリットステップを入れて、余裕を持って相手のボールを待つようにとアドバイスをする。
何度も何度もネット前でスーパーチャンスボールの処理をミスっていたのだけれど、要するに速いボールを打ってからネットに詰めてくるので、時間的な余裕がなく、余裕がないままに攻撃をしようとするからミスってしまっているのだ。
ネットに詰める時に、ネット前まで一気に詰めなければいけないという意識が強かったようなのだけれど、もっと手前でスプリットステップを入れてじっくりと待ち構えて、そこから攻撃をするようにすれば絶対にミスは減るはず。
という偉そうなアドバイスなのだけれど、なんのことはない、昨夜の振り替えレッスンでコーチから教わって、なるほどと納得したばっかりの内容だったのでした。



「さすがに年季の差ですね。まいりました」と彼が言うので、「いやあ、そんなに年季が入っているわけじゃないのだよ。なにせ、シングルスを始めたのは50才になってからだから、まだ2年間しかやってないし」と答えると、52才という年令にびっくりされてしまう。そんな歳だとは思っていなかったらしい。
「それなのに、あれだけ走れるんですか? けっこう厳しいコースに打ったと思っても、追いついて打ち返してくるから、かなわないと思ったんですけど」
「あれはね、なんとか追いついて打ち返すのがやっとで、あそこからぜんぜん戻れてないんだよ。だから、そこで落ち着いて処理をすれば簡単にポイントをとれるの」
「そうかあ。そこでかたはしからミスをしていたんですね」
 そういうことです(笑)



そして、6試合目がまたしてもM野さんとペアを組んでのダブルス。
どうも主催者の元コーチは、僕とM野さんとが同じスクールにいたということで、気をきかせてペアを組ませてくれているようなのだけれど、できればいろいろな人とペアを組めた方がいいんだけどなあ。
相手は若いペアで、そこそこうまいのだけれど、それほど突出してうまいわけじゃあない。
これなら、問題なく勝てるはずと思っていると、ぜんぜんいつもの調子でのボールが打てない。
もしかして、疲れてる?
そりゃねえ、6ゲーム先取の試合でもう6試合目なんだもんね。そりゃ、疲れるよね。
そして、M野さんも、僕が作ったチャンスボールを片っ端からネットにひっかけてしまう。
わははと笑っているうちに、一方的にゲームをとられ続け、あっと言う間に1-5となってしまう。
こりゃ、いかん。ひとつでも取り返さなければ。
自分たちのミスに笑ってばかりではあまりにも情けないので、ここから集中力を高めていく。
まずは僕のサーブで、1ゲームをとりかえして2-5。
まぶしい側からのサーブだったので、風はあるしまぶしいしで、すごい苦手意識を持って打っていたのだけれど、ここまで追い込まれるとそんなことは言ってられない。
次のリターンもとって3-5。
M野さんのサーブもなんとかかんとかキープして4-5。
そして、次のリターンもあぶなっかしいながらもブレークして5-5。
おおっ、追いついちゃったよ。
で、最後が僕のサービスゲーム。
はい、お察しの通りで、遠慮なくサービスエースを連発して6-5で勝たせていただきました。
いやあ、まさか1-5からひっくり返せるとは思わなかったよ。



というわけで、今日は4時間で6試合をこなして、5勝1敗というなかなかの成績でありました。
しかも、明らかに格上のプレイヤーを相手にシングルスを勝つこともできたし。
大満足であります。
でも、さすがに疲れた。

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