完敗です。ガンバ大阪おめでとう。2007年、ナビスコカップ決勝、川崎対G大阪


ガンバ大阪の選手・関係者サポーター、チームのことが大好きな全ての皆様、2007年ナビスコカップ優勝おめでとうございます。
ここまでの道のりが長いのを知っているため、本当に喜んでいい結果だと思います。

またよろしくお願いします。

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試合前から本当に盛り上がってね。
準決勝が終わった後からこんな感じが続いていた。先週7-0で勝ったこともあってか、今週は決勝一色。
個人的には前と違ってそんなのは横目に一週間を過ごさざるを得なくてね。試合前もぜんぜん早い参加は出来なかったし。
ただし、思い入れは強かったわけで。
J2からの4年間だからね。今年や去年だけじゃないわけで。

試合前はさすがファイナル。
入場規制もそうだけど、みんなが川崎を応援してくれてるような風で、ホーム側からの入場者が多かったのかな?
緩行地帯を見るとそんな感じ。

試合前の水色のパネルはきれいだったなあ。もちろんガンバの青黒もだけど。

実はここで差があったんだよねえ。
そんなこと言っちゃいけないか。

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続きはまたこんどと言いましたが、つづき。

前半。

今日の川崎の布陣は一体なんだろうと思っていたのですが、メールが来て寺田周平はボランチだと思っていた。中盤のハイボールの競り合いを制するため、キープ力で勝負するためにかと・・・。
ところがどっこい、前でDFもするフォアリベロ。つまり川崎は3バックで久しぶりに戦うことに。
これはびっくり。
で、問題は再燃。
左のアウトサイドになんと伊藤宏樹。
と言うか気づいたのは試合に入ってしばらくたってから。
だめだな俺も・・・。

結局、ここだった。一年中問題はここだった。

前半はガンバ大阪が川崎の出方がまったくわからなかったために引いてくれた。だから決定機がたくさんきたけど、決められなかった。

今日は森勇介のサイドを期待していた人はいつもどおり多かったと思う。もちろん前半は彼もボールをもらい、突破もしかかったけど、ボールをもらうパターンが単調だった。なんか遅いタイミングでしかもらえなかった。
しかも朝日新聞の話だと、今日は欲しいときにボールをもらえなかったみたい。
だから無駄走りも多かったらしい。
数的優位の状態ではもらえなかった。必ず安田以外のフォローが居た。
たぶん反対サイドが楽だったからこっちに人を割けたのがこの日のガンバだったかも。3バックだったら両方上がらないとだめなときもある。

両方のフォーメーションを配置した作戦ボードを考えてくれたらわかるかも。4バックのサイドが上がってきたら3バックはどうなるか?
3バックのチームが攻め込んだら、4バックの相手は誰が誰をみるのか。

これが敗因みたいです。
交代の感じもそういう意味で川崎が後手なのを象徴。
※試合後コメントがそういう風に出てる。

ガンバは交代なしでやり方を変えたから川崎より上だったんだろうね。
もちろん、家長と播戸、寺田、前田も居るわけだから完敗です。

チョンテセとジュニーニョがガンバのバックラインを押し込んだけど、ボディーブローのような効果はなかったみたい。
ここは明神がうまくやってたっぽい。コメント見ると今日の明神は抜群の仕事をした。
ここも川崎が左サイドを押し込んだりしなかったから。代わる代わる、2列目3列目が入っていければ相手を混乱させたのに。
あとは大橋がいまいちだったのかな?
ドリブルがなあ・・・。
本当に攻めてる中でも消されていた。

優勢だったけどガンバはそんなに混乱して中なかった。
カウンターを狙い気味。しかもバックラインとGKの裏を狙っていた。川島が飛び出す風景を見たのも前半の話でしょ。

マグノや安田、橋本と連続でシュートをそこそこ打っていたし。

と言うことで先制点がポイントだったんだけど奪えなかった。

ガンバの前半は「待つ」ことがガチンコだったんだ・・・。トホホ(T_T)。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・後半。

出てくると思った我らがフロンターレ。

しかし、出てきたのはガンバ大阪。

なんと加地を引かせ絞らせ3バックの右。
橋本を右に張り出させるような変則3ボランチ。
マグノアウベスとバレーの二人でトップと右サイド前方を使い、左サイドは前から後ろまで安田一人に。
若いからかよ。
と言うか意識の統一感がすごい。
後ろはほぼ守らなくていいよ位の指示だったんだろうな。安田は完全に高い位置をとる。

川崎は森勇介が上がってくることは全くと言っていいほど無かった。
本当に残念。
この試合唯一の得点シーンはまさにその駆け引きの形が出ていた選手の位置だった。

前に重きを置いたガンバの後半。
後ろに重きを置いたままの川崎は、結局後半押し込まれ、セカンドボールも取れなかった。

点を取ったガンバは再びバックラインを4枚のいつもの形に戻し気味も意識しつつ、つまり安田を後ろにも引くことを負担させ、川崎が出たところをカウンターで狙う。

テレビでやっていたマグノアウベスのポストをたたくシュートが出た場面はその象徴。
右サイド(川崎の左サイド)でボールをキープしてた橋本をいぢる川崎の選手はなし。

そういうことがあったから常に後手。

河村、久木野と黒津を出したけど、遠藤が後ろからゲームを見ていたためボールを取れず。
逆に明神が前につり出されることの無いような状態になってしまう。
中村憲剛が後ろからではなく前にポジションを置いたままになり、たてへの怖さが半減。
先週は今野を引き出したから勝ったようなもの。

終盤に攻め込むことも無く、川崎のナビスコ決勝戦は終わりを告げました。

来年とは言いたくないので、次の狙いはすぐそこのやつで!

天皇杯。


Mind−1☆


















































































































川崎F

G大阪
個人的に、また忘れ物をしてしまったなあって思いました。
決勝で勝つか負けるかって本当に対照的。

川崎フロンターレ、国立競技場がもっともっと似合うチームになってほしい。

結局、オシムさんの言う柔軟性、多様性、トルシエが言っていたオートマティズム(連動性)を披露したのはガンバ大阪でした。

川崎もフィニッシュまでのスピードを極めることでそれを実践できたはずなんだけど、遅攻が多いと(相手が引くことが多い)それを忘れがちになるからなあ。

あとは左サイドだ・・・。













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