被災地に行かれた先生



(最近はなかったようですが)


 


今回の震災の支援のために


岐阜県からのべ12人の先生が、


(3月31日までの先生もいらっしゃれば、3ヶ月間の先生も)


7月1日から、宮城県各地の学校に派遣されています。


 


今日明日、ある協議会に出席していますが、


その中で、派遣された教諭お二人の体験をうかがいました。


 


お一人は男性の主幹教諭で、もうお一人は女性の養護教諭。


それぞれ、別々の小学校にお勤めですが、


お二人とも、児童の心の傷が思ったよりも大きいことを


話していらっしゃいました。


 


学校にいるときは、友達もいて元気に振舞っていられるけれど、


家庭では、まだまだ非日常の状態なので、


(親を亡くしたり、親が離職していたり)


夜、不安で眠れないとか、母親につらく当たるとか・・・。


そんな悩みを、誰にも語れないつらさを抱えていたり。


 


それを、遠く岐阜から来た先生には話せてしまう。


もちろんその先生のお人柄もあるでしょうが、


身近な人にほど、話せないってことなんです。


 


お隣同士、家を流された状況は同じでも


片方は、家族を失っている、


片方は、誰も犠牲になっていない。


家族を失ったその方は、


お隣のことを少なからずねたましく思う。


そんな心とも戦っていらっしゃる。


 


車で避難の最中に、祖父母と姉を亡くした2年生の女子は、


自分が手を離さなければ、姉は死ななかったと自分を責める。


生き残った自分より、母親が姉をかわいがっていたとも・・・。


 


そんないろいろな苦難を背負った児童の心に寄り添って、


少しでも、子どもたちが前向きになれるような教育活動を、


これからも支援していきたいと熱く語っておられました。


 


また、災害時の避難誘導のマニュアルの見直しも


必要だとおっしゃってました。


 


この経験を、岐阜県の教育にも生かしていただきたいです。


 


今日の会議のどの内容よりも、


このおふたかたの報告のほうが、


ためになったような気がします[d223]


 


で、明日の午前中で協議会の日程が終了します。


お昼からは、仕事で事務所にいきます。


がんばらなくっちゃ[d230]


 

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