進塁防御へのこだわり


学童野球を見ていると、「チームの成長の度合い」と「進塁防御と1点へのこだわり」は正比例と感じます。チームの考え方により濃淡がありますが、この濃淡がチームの強さに影響しているような気がします。

 

【低学年】

 相手ランナーの進塁にはこだわらない

 相手ランナーは3塁まで進んでもかまわない

 ランナーの進塁を防ぐ意識より、ストライクを取る・アウトを増やすのが第一

【中・高学年】

 1塁ランナーが2塁へ進むのはやむを得ない

 しかし、2塁ランナーが3塁へ進むのはぜひ避けたい

【その上のレベル】

 1塁ランナーさえ、「簡単には2塁をあげないよ!!」という意識を強く現す

 

 強いチームは、バッテリーと内野の感度を高くして「1塁ランナーさえも、簡単には2塁へは進ませない気構え」を植え付けることが大事。

  小学生なら、たとえ高学年でも、バッテリー間16M, 塁菅対角線32.5Mは大変遠いです。しかし、ランナーの進塁を防ぐという感度を高めることにより :

  1)しつこい牽制

    2)投球間隔をランダムに

  3)ウエストボール

  4)クイックピッチ

  5)若いカウントの高め中心の配給(アウトハイ)

などで、2塁盗塁さえある程度は防げるはず。

(それができるには当然能力の高い選手をバッテリーに配置)

 

 学童野球では、盗塁はかなりの確率で若いカウントにサインが出ますから、この勝負は初級と2球目の2回に表れるでしょう。

 

進塁防御にこだわるあまりボール先行でランナーをためるのはまずいです。

しかし、0-2からでもストライクを取れる投手であれば、若いカウントの2つの間で1塁ランナーを進塁させないという意思表示は「野球の成熟度」を図るひとつの物差しではないか。

と先週の試合で感じたわけであります。

 

久保投手 = 日本で一番クイックがうまい投手

 

 

 

 

 

 

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