進塁防御へのこだわり
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白井コーチ
2009年03月05日 22:51 visibility96
学童野球を見ていると、「チームの成長の度合い」と「進塁防御と1点へのこだわり」は正比例と感じます。チームの考え方により濃淡がありますが、この濃淡がチームの強さに影響しているような気がします。
【低学年】
相手ランナーの進塁にはこだわらない
相手ランナーは3塁まで進んでもかまわない
ランナーの進塁を防ぐ意識より、ストライクを取る・アウトを増やすのが第一
【中・高学年】
1塁ランナーが2塁へ進むのはやむを得ない
しかし、2塁ランナーが3塁へ進むのはぜひ避けたい
【その上のレベル】
1塁ランナーさえ、「簡単には2塁をあげないよ!!」という意識を強く現す
強いチームは、バッテリーと内野の感度を高くして「1塁ランナーさえも、簡単には2塁へは進ませない気構え」を植え付けることが大事。
小学生なら、たとえ高学年でも、バッテリー間16M, 塁菅対角線32.5Mは大変遠いです。しかし、ランナーの進塁を防ぐという感度を高めることにより :
1)しつこい牽制
2)投球間隔をランダムに
3)ウエストボール
4)クイックピッチ
5)若いカウントの高め中心の配給(アウトハイ)
などで、2塁盗塁さえある程度は防げるはず。
(それができるには当然能力の高い選手をバッテリーに配置)
学童野球では、盗塁はかなりの確率で若いカウントにサインが出ますから、この勝負は初級と2球目の2回に表れるでしょう。
進塁防御にこだわるあまりボール先行でランナーをためるのはまずいです。
しかし、0-2からでもストライクを取れる投手であれば、若いカウントの2つの間で1塁ランナーを進塁させないという意思表示は「野球の成熟度」を図るひとつの物差しではないか。
と先週の試合で感じたわけであります。
久保投手 = 日本で一番クイックがうまい投手
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