半ちゃん


ちばあきおさんの「キャプテン」「プレーボール」は僕の少年時代の愛読漫画。

確かプレーボールの墨谷高には半ちゃんというマネージャーのような選手がいました。

実は彼が主役の読み切り漫画「半ちゃん」があったのです。

僕は読んだ記憶があります。


半ちゃんは野球が大好きで野球チーム募集の張り紙を町内に張りまわる。やがて同じような仲間が集まり野球チームができる。そのメンバーで隣町と試合しますがへたくそなチームは負け続けます。弱いチームのみんなは「強くなりたいなあ」「強くなるにはどうしたらいいんだろうなあ」と困っていました。

そこにイガラシくんという野球のうまい子が入ります。「みんなで強くなろう」という合意と、彼の指導と厳しい練習でどんどん強くなっていきます。 でも厳しい練習についてこれなくなったり、不満がたまったり、弱くても前の方が良かったという空気が流れたり。。。 チームはなかなかまとまらなくなってきました。勝負第一主義のイガラシくんは、下手な半ちゃんを試合メンバーから外します。半ちゃんは雑用係になりました。でも半ちゃんは本当に不満ではないんです。 自分が集めたなかまが野球をやっているだけで半チャンは満足なんです。

でもでも、結局強くなってきた過程で、このチームは解散してしまいます。

 

数日後、半ちゃんがまた野球チーム募集の張り紙を町内に張りまわっています。

半チャンは空地で、「そろそろ、みんなくるころなんだけどなああ」とつぶやいてこの漫画は終わります。

 

うちのチームにも半チャンがいるんじゃないかなあ。

「野球が好き」っていいなあと思う漫画です。

 


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