藍さんの勝負への眼差し


宮里藍さんのプレー・コメント・立ち居振る舞いの清清しさは何処から来るのか。
彼女の昨日の3年ぶりの優勝後のブログでのコメントから感じることが出来ます。

昨日4アンダーで先にプレーを終えた宮里藍さんは、トップを独走してきたミジョンさんのプレーを18番で見守っていました。ミジョンさんは3打差を付けて後2ホール残すのみ。彼女の実力からすれば、逃げ切り優勝が近づいていました。 ところがミジョンさんは17番・18番で連続ダブルボギーでした。 最後の18番の第三打の70ヤードのショットは池に入ってしまった!
ここで藍さんの勝負が決定したのですが、残念なことにギャラリーから拍手が起こったようです。 日本スポーツ界全体の「スポーツを見る眼差し・姿勢の未熟さ」が現れました。  3年ぶりに勝利をした藍さんも「心痛」がした。 藍さんの「心痛」を感じる感性を、リトダン選手に学んでほしいなあ。

ジョンさんにはこの敗北から逃げず、絶対に又「群を抜いた強さ」を身に付けてグリーンに帰ってきて欲しい。
(水巻さんと一緒の彼女のNHKレッスン番組を見て僕は彼女が内面も立派な選手であると感じました)

「勝利」と「敗北」は、紙一重で180度違う結果です。
だからこそ、その残酷さに挑み続けるアスリートを、我々観客はどういう眼差しで見るべきだろか。

以下、藍さんのブログです:

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…ただ、ここでひとつ思った事が。
最終組のプレーを見ていたのですが、ミジョンさんが池に入れてしまった
時の拍手、私としてはとてもとても心が痛かったです。非常に
その拍手が残念で仕方ありませんでした。もちろん勝負の世界は
勝つか、負けるか。厳しい世界です。
でも厳しい世界だからこそ、それを知って相手に尊敬の念も込めて
惜しみない拍手をどちらにも送ってほしい。アメリカでは誰が勝とう
と、ミスをしようと、フェアに応援してくれます。それはきっと
選手と見ている側の尊敬があるからこそだと思っています。
そして勝つ事の難しさを知ってるからこそ、国境を超えた声援
なのではと思います。
どの選手も、勝ちたくて試合に出てプレーしていると思います。
フェアプレー精神。これはスポーツ全般において共通の言葉です。
選手側だけでなく、どうか応援してくれている方もフェアプレー
精神を持って欲しい。私の心からの願いです。
というお願い事も入りつつ!






























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