旅の終わりに

  • mw
    2009年12月15日 17:40 visibility144


12月5日(土)が最終戦、その翌週の9日水曜日に練んない最終練習を打ち上げて、サンフレッチェ広島の2009シーズンが終了しました。


 


天皇杯の敗退で、いつもよりゆったり目のオフとなった選手達は、激動の一年の疲れをそれぞれに癒しているところでしょうか。


 


すでに10日経っての観戦記など、何の意味もないでしょうし、


 


観戦記を書こうにも、


 


試合の様々なシーンは、まるでPVのようにいくらでもフラッシュバックしてくるのに


私の脳裏には何の試合経過も残っていません。


 


 


私は、その日、


 


卒業式の母親の様に、「我が子」の姿しか見えていなかったからです。


 


 


二年ほど前の同じ頃


 


やはり、私はそこにいました。


 


それは、極寒のビッグアーチ


 


思えば、私はあの日から長い長い旅をしていたような気がします。


 


 


立ち上がれないほど打ちのめされた私の目の前で、


 


繰り広げられていたことを


 


何年経っても、私は、忘れることが出来ないでしょう


 


 


 


それでも


 


 


今は、あの日のことも遠い昔の様に感じます。


 


 


旅が終わり、そして、旅が始まります


 


 


でも、淋しくは有りません。


 


 


泣いてはいましたが、笑顔で、私は彼らに手を振りました


 


「元気で、そして、頑張って」


 


 


私はきっと来年も、色んなスタジアムへ出かけて行って、私の愛するチームに力一杯声援を送るでしょう


 


そのピッチにあなた達がいなくても、


私は、そのとき、あなた達にむけても声を振り絞っているのです。


 


 


サッカーのピッチは繋がっている


 


私はよく、そう思います。


 


どこの国の、どんなピッチも全て繋がっていて、ただラインで隔てられているだけなんだ


 


 


ここでこうして、叫んでいる声は、きっとあなたにも届くでしょう。


 


あなたがボールをおって走り続けるサッカー選手である限り。


 


 


 



この日のサンフレッチェは



「お父さん」が一杯でした(笑)



スタンドから「久保〜」と声が上がっていました


 


私にとっての彼は何色のユニを来ていても、昔も今も、変わらず「タツ」です。



この一年、本当にありがとうございました。


 

















































































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