僕ん家のクルマ

  • 野球男
    2008年01月27日 23:45 visibility70

昨年末から今年にかけてこの頃、よくクルマ屋さんに行く。
家のクルマがあちこちガタが来ていて、車検も間近、そろそろ買い替えの時期を迎えているからだ。
できればずっとこのクルマに乗っていたかったんだけど、そうも行かないようだ。

思えば、僕が11歳の頃からお世話になっているクルマだ。
我が家では、第一号機。今年でもう16年目を迎える事になる。
僕の子供の頃を知っているクルマ。
家族の今までを知っているクルマ。
僕にとっては、とても愛着のあるクルマだ。
ほんとに色んなところに連れて行ってくれた。
沢山の人を運んでくれた。
旅行好きの我が家の家族旅行で長距離をよく走った。
友人とよく遊びに出かけた。
恋人と色んな所にデートに行った。
僕が引っ越した時も友人の引越しも沢山の荷物を運んでくれた。
今は亡き、うちの母を知っているクルマだ。

僕が20歳の時、免許取りたてで初めて家のクルマを運転した時
右のボディを擦ってしまった。
一緒に乗っていた親父に、えらく怒られたのを覚えている。
その傷もまだ残っている。
そういや縁石にタイヤを擦って、パンクさせた事もあったな。
慣れるまで他にもこのクルマには、沢山の傷をつけた。
でも、こいつのおかげで大きいクルマの運転には苦なくこなせるようになった。
このクルマからしたら体に傷をつけられ迷惑をかけられた気分だろう。
見ると、細かい傷が沢山でくたびれて見える。
いっぱい傷をつけてごめんなさい。そして、ありがとう。

今日、親父と飯を食べに行った。
父「後は、車のナンバーと色やけど、どないする?」
僕「・・・・・」(少し考えて)
僕「色は、変じゃなかったら何でも(ほんとは黒がいいんだけど父が嫌だそう)いいけど
  ナンバーは○○○○にしよう」
僕「今の車のナンバー継承して○○○○や、愛着もあるし思い出も一緒にいう意味も込めて
  思い出せるナンバーにしようや。できればまるっきり同じに、無理なら4桁だけでも」
  「そうしたら今の車もこれからもまた一緒に走れる気がするし、親父の度忘れ防止にもなるやろ? (笑)」
父「度忘れせんわ!でも、それええなー。今度クルマ屋の兄ちゃんに出来るか聞いてみるわ。」

父も相当な愛着を持っている。
以前、合い見積もりをしてもらった所で
下取りの査定で1000円と笑顔で言われ、怒って帰ってきた。
聞くと、あっさりとヘラヘラしながら言われたらしい。
そりゃあ16年目を迎えるクルマだから高くないのも分かるし、ひょっとしたらタダだっておかしくないだろうけど、クルマに限らず物には愛着と思い出というものがある。
たとえ厳しくても、事実を伝えるにもお客さんのその気持ちをもう少し組んでやって
せめて「誠に失礼ですが、現状年数も経ってますしご期待に答えられるか難しいかもしれませんが、
なんとかできるだけ高額になるように勉強してみます」「頑張って掛け合ってみます」とか相手の気持ちを察する言葉くらい言ってもいいんじゃないだろうか。
上司から値段に関しては叩かれているのは、同業者としてよく分かるが
特に愛着の湧くクルマなどの乗り物は、売り気満タンの営業だけしていれば良いというものではないだろう。思い出あるものはプライスレスだし値段をつけるのは難しいのはわかるが、父も心使いが欲しかったんだろう。
後で、お詫びの連絡を頂いたが、時既に遅し。
営業は相手の心をつかむ事が1番大事だと思う。
そんな感じで、結局は別で合い見積もりを取っていた所で査定してもらい20万にしてくれた。
そんな愛着心の強い父だから、ナンバーの件は大賛成だった。
新車の納期は3月ごろの予定。


さて、こいつとの最後のドライブは何処に行こうかな。
できれば二人だけで行きたいなぁ・・・
そいで、引き渡すその前には僕が綺麗に体洗ってやるからな。
うちの家族が今まで大変お世話になりました。
ありがとう。そして、さようなら。
姿形は変わっても、また僕を乗せて走ってよ。
約束やで。

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