今シーズンを振り返る・６月

５月下旬から交流戦が始まった。
千葉マリンに来てくれたマスコットと遊んだり、
広島応援団の熱い想いに泣きそうになったり、
いつもとは違ったスタジアムを満喫した。
神宮や東京ドームでビジター気分も味わうことができた。

鳥肌の立った阪神戦。
前日に９回のまさかの大逆転を目の当たりにしていただけに、
緊迫した投手戦を投げた成瀬くん。
９回に金本選手から、１０回に矢野選手から三振を奪ったピッチングに、
力強さと頼もしさを感じずにはいられなかった。
この頃はまだ「やっと出てきたローテに食い込める若手」という認識でしかなかった。
この後、大一番を安心して任せられる投手になるとは思ってもみなかった。

打撃が好調だったサブさん。
彼のプロデュースする「レディースシート」で観戦したのもこの頃だった。
守備につく前、サインボールを投げ入れたとき、
シートの目の前まで来て、取りやすいようにふわっと投げてくれた。
お隣の人と同時につかんで、結局、獲ることはできなかったけれど。
そんな優しさが嬉しかった。
ライトスタンドへ向けるピースサインが好きになったのもこの頃だった。

たくさんの思い出を作った交流戦。
これがあの２００４年を経て生まれたものだということを忘れてはいけないと思う。
もしも話が違う方へ行っていたら・・・。
千葉ロッテというチームはなくなっていたかもしれないのだから・・・・・・・。