
フォーメーションの相性と対応の柔軟性
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レドンド
2009年10月30日 23:56 visibility308
FC東京戦はなかなか勝てないなぁ。
東京は赤嶺がラインの裏を狙って平山がセンターバックとテル・本田(真希)の間でボールを受けようとする縦の関係が多い。結果テル・本田が下がり目になって中盤に大きなスペースができて梶山や米本は前を向いて自由にプレーできる。
このときイチと太田は中央に絞るのに対し、東京は石川(鈴木達也)・羽生を両サイドの高い位置に配置してるから、兵働と枝村は彼らをマークするためディフェンスラインまでポジションが下がってしまう。結果ディフェンスラインは6バック状態。セカンドボールが拾えないのは必然だ。
中央で相手に自由にプレーされたら相手の攻撃方向が限定できない。でもたとえばヨンセン・岡崎のどちらかが中央のスペースを埋て相手の攻撃を右サイドに追い込めれば、兵働は深い位置まで戻らなければならないが、逆サイドの枝村は中盤のラインを保つことができる。中盤にテル・本田・枝村+フォワードの1人がいることになり、セカンドボールがもっと拾えるようになるのでは?
こういったポジションを崩すような柔軟性に欠けるのがウチに足りない勝負強さの正体ではないのかなぁ。
振り返るとペリマン時代からの伝統ともいえる。『相手は関係ない。自分達のサッカーを貫く』といったコメントが大事な試合になればなるほど選手や監督から聞かれる。
でも、自分達のサッカーって一体?
それまで自分達の目指すサッカーが8割、相手のストロングポイントに対応するのが2割ぐらいだったのが、大事な試合ほど9対1とか『自分達のサッカー』が限りなく10に近づいてしまう印象。
相手のストロングポイントに柔軟に対応することも含めて『自分達のサッカー』であるならいいけれど、そうなってない感じだ。
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