個人的スーパースター列伝　♯3

○カルロス・バルデラマ（コロンビア）

９４’アメリカW杯開幕前、コロンビアはアスプリージャ、バレンシア、リンコンなど攻撃陣にタレントを揃え、前評判も良く、間違いなく優勝候補のひとつだった。
そして、その攻撃陣の中心でゲームを組み立てたのが、バルデラマだった。
優れたパスセンスを持ち、長短のパスで攻撃陣をリードする典型的な１０番タイプの選手で、独特なヘアスタイルだったこともあって、かなり目立っていた。
しかし、バルデラマの１番の特徴といえば、全てのキックをインサイドのみでこなしてしまう、という事だろう。
私が見た限りでは、本当にインサイドキックしか使っていなかったから、びっくりした。
ショートパスはもちろん、浮き球のロングパスも全てインサイドキック。
インサイドキックだけでも、あれだけのトップクラスの選手になれるもんだと感心させられた。
ちなみに９４’アメリカＷ杯では、コロンビアはまさかの１次リーグ敗退という結果に終わってしまった。

（あくまで個人的印象です。詳しいデータ等は他で参照して下さい。）