栃木SCvs横浜FC＠グリスタ☆もうひとつの黙祷

昨日と変わって今日は真面目に。

試合後に知ったのですが、横浜FC戦で栃木ゴール裏で

このダンマクが掲げられていました。

カズの試合への出番はなかったけれど、

彼の目には届いていたでしょうか。

今さらながらですが、3/29、日本中に感動を与えてくれた

あのゴールをありがとう。



横浜FC戦は横浜サポさんもたくさん来ていたけれど、

前回の京都戦よりも栃木側の観客も多かったです。

グリスタで周囲から聞こえてきた声には、やはりカズを見たい！

と言うものが多くて。



あのゴールの影響も大きいだろうし、

あのゴールがなくてもカズを見たいひとはたくさんいたはず。

メイン観戦していたサポ友さんから聞いたのですが

試合前のアップが終了して横浜のマネージャーさんが

ボールを集めていたとき、

カズが足元にあったボール3つをぽーんと蹴って

マネージャーさんが持つボール入れに見事に入れたそう。



カズ目当てで来た方が

試合では見られなかったけれどその姿を見られたから満足、

とおっしゃっていたと聞き、改めて彼の影響力の大きさを感じました。



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Jリーグ再開後、各地の試合でキックオフ前に

スタジアム全員で震災で亡くなられた方への黙祷が行われましたが、

昨日のグリスタではもうひとつの黙祷が行われました。



以前も少し書きましたが、Jリーグ再開直前

栃木県内で6名の小学生が亡くなる事故があったのは

全国区のニュースにもなったので多くの方がご存知かと思います。

その犠牲者の中には、

よくグリスタに栃木の試合を観に来ていた少年もいました。

その少年に捧げる黙祷。



わたしはその少年と接点はありませんでしたが、

同じグリスタの空間で栃木の試合に一喜一憂し

サッカーを愛していた彼が今、この場に

存在していないことを思うと涙が出てきてしまいました。



黙祷の後には、栃木ゴール裏から

少年の名前のコールが起きて。



コールリーダーの茂さんもおっしゃっていたけれど

世の中にはどうしようもない不慮の事故や事件、災害、

あるいは病気でこの世を去り、サッカーを楽しむことを

絶たれた方々はたくさんいて。

少年だけを特別扱いしていると言われるかもしれなくて。



だけど、その少年が確かにここにいたことを知った以上、

どうしても彼の存在を記憶しておきたかったし、

その少年だけじゃない、全ての夢が途絶えた方たちへの

代表としてのコールだったのだと思います。



この提案がサポーターからだったのか

クラブからだったのかは分からないけれど

黙祷を、コールを行ったことはまたひとつ

栃木SCの進歩したいい姿を見せてもらえた出来事でしたね。



クラブもサポも自分たちのことを頑張り、

楽しんだり悩んだり、自分たちの気持ちで

今まではいっぱいいっぱいだったと思います。

前回の京都コールとか今回とか、

自分以外のことにも意識を向けたり考えたりする余裕が出てきたのは

すごく嬉しいし、発案してくださった方には感謝です。



これからもたくさんの栃Sと関わってくれたひとたちへ

感謝と尊敬の思いをクラブやサポーターが伝えていけますように。



改めて、震災とこの事故で亡くなられた犠牲者の方々へ

心よりご冥福をお祈り申し上げます。