松本vs栃木@アルウィン☆あちこちにワンソウル

  • ゆー
    2013年09月30日 23:59 visibility789

9/29松本山雅vs栃木SC@アルウィン、2-2のドロー。

 

サポーターにはいろんな意見があると思う。

プレーオフ圏内を、J1を目指すには勝ちしかいらないと思うのも、

開幕戦の借りを返せなかったことに悔しいと思うのも、

取って取られての展開を面白かったと思うのも、

90分精一杯応援していたサポーターの気持ちだったら

たぶんどれも間違っていないと思う。

 

ぶっちゃけ、わたしの気持ちは三番目でした。

恐らく、先々週の点取り合戦だったホーム札幌戦を生で観ていないからだと思うんだけど。

後半、同点に追いつかれたときに

「この試合は面白い! ていうか面白くなるし、してやるっ!」

ってワクワクしてしまったのです。

 

それは、両チームの選手たちが最後までハードワークしてたのもあるし、

アルウィンのゴール裏がすごく観易いのもあるし、

あとはやっぱりスタジアム全体の雰囲気……かな。

 

去年も肌で感じたけれど、アルウィンはとにかくスタジアムの一体感が半端ない!

でもそれは威圧的とか圧倒されるとかいう類じゃなくて、

アウェーサポのわたしもワクワク血が騒ぐような、みんなでお祭り! みたいな盛り上がり。

 

試合前、コンコースをぐるりと一周して、運営面でも「ワンソウル」を知ることが出来ました。

 

 

---

 

入場して、とりあえずビール列に並んでいたとき

某栃木ボランティアさんにお会いしてそのときに聞いたこと。

 

「山雅は運営スタッフはみんなボランティアなんだよ」

 

栃木の場合はボランティアだけでは人数が足りないので

イベント会社の埼玉シミズさんも試合の日は運営スタッフとしていらっしゃいます。

(水色だったり赤いポロシャツ着てるひとたちね!)

↑ていうかだいたいのクラブはそうだと思う。

 

でも山雅はゲートでチケットもぎりしてるひとも、

コンコースでコンシェルジュしてるひとも、総合案内にいるひとも、

会場案内しているひとも、もちろんグッズ売店も、みんなボランティアさん。

 

で、そのボランティアさんたちがみんな気持ちのいい対応をしてくださる。

 

グッズ売店で待機列整理(※)をしていたおねーさんと

アウェー喫煙所近くのゴミ箱のところに配置されていたおにーさんに

少しお話を伺うことが出来たのだけれど、

山雅のボランティアは「観客100人に対して1人」という考えで行っているとのこと。

昨日は1万人を残念ながら切ってしまいましたが、それでもボランティアは100人以上いたそう。

 

その100人以上集まるボランティアさんたちは、

後援会が主体となって出来たボランティア団体(チームバモス)で

サポーターから入ったひともいるけれど

(コールリーダーのひとりである若い男の子もボラをやっているそう!)

面白いな、と思ったのは自治体(だったと思う)と提携して、社会復帰を目指すひとの

第一歩としての役割も果たしているということ。

 

いろんな原因で引きこもりであったり、上手く社会に出て生活できないひとたちが、

スタジアムでの接客を通じてコミュニケーションの練習が出来たり

社会貢献を感じられるようになったり、そういう場でもあるとのこと。

 

それをお聞きしたとき、「地域密着」ってこういう形もあるんだって

なんだか頭をガツンと殴られた気分になりました(^-^;)

 

 

 

↑写真失敗しましたが(汗)、ホームゴール裏近くにあった

ボランティアグループ「チームバモス」の紹介壁新聞。

ボランティアの流れが分かるし、目に付くし、いいなーって思った。

 

 

※売店待機列

→去年のアルウィンではグッズ売店はグリスタやその他のスタジアムみたいに

オープンスペースでしたが、今年からより接客をスムーズにするために

入口→出口を一方通行にして、売店も3つのスペースに区切って

各スペースが空いたら次のお客様を案内、という形にしたそう。

一対一で接客できることによって店頭に並べる商品を絞れるし、なるほどなーって思いました。

(でも山雅さんはグッズの種類もかなり絞ってる印象だったので出来ることなのかも。

ていうかウチってアイテム数無駄に多くないかい? と改めて思いました^^;)

 

 

 

 

↑こんな感じ。写真右の方がお客様を誘導します。

 

 

 

↑案内も。

 

 

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ちなみにですが。

栃木の場合も毎試合、ボラ+シミズスタッフで観客数の1%の人員はいると思います。

でも上手く回らなかったり無駄に思えるような部分があるのは、配置の問題なのかな。

 

なんだろう。

山雅のボランティアさんたちは、「いて欲しいところにいる」って感じて。

すべてのゴミ箱の横にひとりずついるボランティアさんたちも、

きちんと「いなければならない」意味があって。

(ゴミの分別をきちんとすることで、クラブだったか地域だったかへのリターン…があるそうです。←あやふやな記憶でごめんなさい、ていうか正しく知ってる方いたら教えてください)

 

 

↑ゴミ箱コーナーには必ずボランティアさんが付いていて、

分別の案内や手助けをしてくださいます。

 

そういうのも、人数がいるから出来ることであると思う一方で、

各所に適切な人員配置が出来ているからそこまで出来る余裕があるんだとも思う。

 

そしてクラブと後援会とサポーターと地域がみんな見ている方向が一緒だから

ここまでスムーズで意識の高い団体になるんじゃないんかな、って正直羨ましかったです。

まさに「ワンソウル」。

 

 

いつか、こんな風に一体感のあるスタジアムに栃木もなりたいな。

そう思ったら、ちょっとくらいフロントに「五月蝿い」と思われるボランティアでもいいのかしら、

なんて思ったりも(笑)

↑すでに思われてると思うけど(苦笑)

 

でも、ただあーしたいこーしたい、じゃなくて

どうしたらグリスタにとっていいのか、どうしたらボラが増えるのか、

たぶんボラ自身にも問題はあるから。

考えて、行動していきたいなって思いました。

 

アルウィンでお話させていただいたチームバモスの方々、ありがとうございました☆

sell栃木SC

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