会話。
-
北嶋秀朗
2008年03月05日 21:13 visibility22
ブラジル人はおしゃべりが好きだ。
昨日、ポポがフランサに挨拶しているところを見た。
『はじめまして』の単語が入ってたから、二人にとって最初の会話だったはず。
興味があり二人の会話を聞いてました。
ブラジル人は、はじめましての会話をどんな感じでするんだろ?って。
そしてポポにとって憧れの存在であるフランサにどんな言葉で話しかけて、どんな態度をとるんだろうと。
その会話は。。
お互いが色んなジョークを交えた
ポジティブで紳士的な会話。
すごくフレンドリーで、楽しそう。
フランサが自分のことをジョークを入れながら話したりだとか
韓国経由で日本に来たことだとか。
ポポがレイソルの練習の感想をジョークを入れながら話したり
韓国での話に乗っかったりだとか。
他にもめっちゃ話してた。
とにかくね
ホント楽しそうに、よーく話すんですわ。
あ、もちろんポポは気を遣って話してる感はあったけど。
(ちなみに通訳がいた訳じゃないので間違ってたらすいません。)
でも、昨日はじめて会った二人があんなに会話出来ちゃう訳ですよ。
日本人同士の初めてあったときの挨拶なんて
「はじめまして!」
「おう!よろしく!」
って感じのちょっと堅くて
ぎこちない会話程度で終わっちゃうでしょ。
文化の違いなのかな。
ボキャブラリーが多いんでしょうね。
その時にふと思い出したことがあって。
昔ブラジルに留学したとき
大会が近かったために
ブラジル人にとって、ものすごく大切な日である
クリスマスを合宿で過ごさなければいけない時があったんです。
その合宿所で、選手、スタッフでクリスマスパーティーをしたんですが
パーティーの終盤になると
みんなが肩を組み
輪になって
みんな思い思いの事を言うんです。
「今日と言う日を、家族と一緒に過ごせなくて寂しい。」
「みんな家族に会いたい中、頑張ってる」
「でも、俺にとっては皆が家族だ」
「家族も愛してるけど、みんなのことも愛してる」
「このメンバーで試合出来るのを誇りに思う。」
「俺はみんなが大好きだ。」
等々。
通訳いなかったんでたぶんですけど。
途中からみんな泣きながら。
監督も泣きながら。
ホペイロも泣きながら。
ドクターも泣きながら。
ついでに俺も泣きながら。
臭いセリフを堂々と
感情をぶつけ合うわけですよ。
あまり日本では見ることの出来ない光景でした。
何が言いたいかって
ブラジル人はそうやって色んなところで感情をぶつけ合う習慣があるんだなって。
だから色んな場面での会話がうまいと言うか
ボキャブラリーがあるというか
軽いジョークを混ぜたコミュニケーションがすごくうまいのかな。
会話が文化になってるって言うか。
大事なときに、大事なことを言える能力とか
ポジティブなコミュニケーションの取り方とか
せっかく、こうしてブラジル人がチームにいるわけだし
サッカーだけじゃなくて
色んな会話をして
色々刺激を受けたほうが
得だな。
昨日の二人の会話を見て、聞いて、
そんな事を思ったとさ。
じゃ。
- favorite0 visibility22
- 事務局に通報しました。
chat コメント 件