日本代表予選落ちの危機
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そらまめ
2007年11月11日 12:32 visibility46
今、日本では、今ひとつ盛り上りを欠いたアジアカップが行われている。
今後の大会のあり方も問われ始めているようだが・・・
開催の方法にも工夫を凝らす必要があるだろう。
ところで、11月6日から14日にかけて、ベースボールワールドカップの予選ラウンドが台湾で開催されているのは御存知だろうか。
今年で37回目を迎える歴史ある野球のワールドカップだ。
アメリカ大陸から6カ国、ヨーロッパ地域から4カ国、オセアニアとアフリカ地域からそれぞれ1カ国ずつ、アジア地域から4カ国(地域)。
計16カ国が出場している。
予選ラウンドは、16カ国が2グループに別れ、日本はAグループに属している。
グループの内訳は
A: 台湾、イタリア、スペイン、パナマ、南アフリカ、日本、メキシコ、アメリカ
B: キューバ、オーストラリア、オランダ、タイ、韓国、カナダ、ドイツ、ベネズエラ
となっている。
日本はこれまでにこの大会に14回出場し、キューバが不参加だった1982年第27回韓国大会での2位が最高成績。
前回は2005年に開催され、日本は、11試合で9勝2敗、順位は5位だった。
その大会にはその後横浜に入団した高崎健太郎投手や広島に入団した梵英心内野手なども出場している。
社会人と大学生の混成チームであるが、今年の代表にも19日に指名されるであろうドラフト候補選手が多数含まれている。
今年の代表は初の優勝を狙うチームだと位置づけているが、アメリカは現役若手メジャーリーガーを揃え、五輪最終予選の前哨戦と位置づけているメキシコ、カナダ、オーストラリア、スペイン等は極ベストメンバーに近い編成で大会に臨んでいるという。
そんなことから、楽な試合展開はなかなか望めない。
予選は各グループ内で総当り戦で実施、各グループ上位4ヶ国・地域が順位決定戦(本戦)に進出できる。
さて、日本代表。
ここまで4試合を消化している。
初戦は7日に行われ、南アフリカに11-1と快勝。
2戦目は、8日にメキシコと対戦。15ー3のコールドゲームで勝利を収めた。
快調な出足を見せた日本代表だったが、9日に行われた3戦目に本線に進むためには絶対に落せない台湾戦で1−6で敗れ、今大会初黒星。
そして、優勝を争うライバルチームの1つである、アメリカと10日に対戦し、1−5で敗れ、痛い連敗を喫した。
通算成績は2勝2敗と遅れをとり、後がなくなってきた状態だ。
今後行われるイタリアやスペイン戦に苦戦すると、予選落ちの危機。
ぜひとも日本の底力を見せ付けて、絶対に予選突破をしてもらいたいものである。
あまり派手さも無く、ニュースにもならないが、今こういうところでこのような、歴史ある伝統の戦いが繰り広げられているのだ。
日本代表といえば、プロ混成と長谷部くんの星野ジャパンばかりが取り上げられるが、将来、プロ野球で我々を楽しませてくれるであろう、金の卵の日本代表選手たちの活躍にも注目してもらいたい。
頑張れ、日本代表!!
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- 事務局に通報しました。
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