おめでとう早稲田大学野球部
-
そらまめ
2007年06月03日 17:12 visibility28
1人のスターがリーグの雰囲気を変える。
と言っても過言では無いだろう。
今日の東京六大学野球春季リーグ最終節となる早慶戦の第2回戦、昨日に引き続いての3万6千人を超す大観衆が集まった。
かつて多くの観衆が集まったこの早慶戦も、最近は学生や関係者くらいが観戦に訪れるぐらいに観客も少なくなっていたという。
ここまで人を集められるのも、スーパールーキー斎藤佑樹という存在があるからだろう。
その斎藤を擁した早大も、チームの雰囲気も一層明るくなり、若い力で強さを発揮した。
昨日は残念ながら敗れ、全勝での優勝を逃したが、本日9対5で慶大を破って、2季連続での39度目の優勝を果たした。
この試合を任された、斎藤。
人気を実力で示すべく、5回までは、ストレートやフォークで配球を上手く整えて慶大打線に被安打1の好投。
6回には、疲れからか、4点を失ったが、味方の得点をよく守った。
慶大も最後まで粘りを見せ、追い上げたけど、あと一歩が届かなかった。
この試合は、早大が勝てばもちろん優勝。
慶大が勝てば早大、慶大、明大のプレーオフとなるゲーム。
序盤の早大のリードに、慶大が中盤から食らいついていく熱い展開。
きっと超満員のスタンドも、満足できる観戦になったんだろうな。
斎藤投手は、今季4勝目。
本当に素晴らしいスターだ。
おめでとう、早稲田大学。久しぶりに東京六大学野球に注目できた春季リーグでした。
1人のスターの存在で、観客を呼び込み、リーグを熱くする。
そういう雰囲気を持った選手は、やはり大切に育てていかねばならないだろう。
いつの日か斎藤がリーグを巣立つとき、それと同時にそのリーグがまた閑古鳥状態に・・・
そんなことにならないようになってほしい。
斎藤に続く存在を、常に育てていかないと、リーグそのものが収縮してしまう。
それはプロ野球にもいえること。
リーグを盛り上げるための人材、プロ野球にはそんなスターが減ってきている。
- favorite9 visibility28
- 事務局に通報しました。
chat コメント 件