福ちゃんの旅立ち

今日福ちゃんのお見合いに千葉県よりレンタカーでお越しいただきました。

昨日の夜は私がお薦めした、２か月先まで予約がいっぱいの超穴場の宿に奇跡的に数日前にも関わらず予約が取れ、昨日から泊りで来ていました。

９月に亡くなった愛犬に似ているとブログをいつも見てくださっていていました。

最初に来たメールでは愛犬を亡くされ悲しみから立ち直れていない様子がわかるほどでした。ガンで最後は本当に苦しんだそうです。壮絶な介護を経験されていると思いました。心の整理をして福ちゃんに会いに来てくださるというので、「いつでも大丈夫です」と言いました。
フィラリア、乳腺悪性腫瘍を摘出したこと全て受け入れてくれ、そうとうの覚悟で迎え入れてくださいました。自分たちの覚悟よりも、福ちゃんにとって家に来た方が幸せなのか悩んだそうです。「福ちゃん本当に私たちでいいの？」ととても謙虚で大切に思ってくれているのが充分すぎるほど伝わってきました。
ご夫婦お二人でお住まいで、室内暮らし、奥さまは今はお家にいます。福ちゃんとずっと一緒です。「トイレが教えられませんでした」と言うと「我慢するよりいいですから大丈夫です」と旦那様から言っていただきました。
一緒にお散歩し、リビングでくつろいでいる福ちゃんを見て「可愛い可愛い」の連発でした。「こんなに静かで穏やかなんですね〜」っとビックリされていました。
福ちゃんは女の子で赤が似合うと赤いリードと首輪を用意してきてくださいました。
みんなとお別れをして車に乗りました。
名前は私が意味をもって付けたからと温かい言葉をいただき、福ちゃんのままです。
やっぱり見送ったあとは涙がでましたが、嬉しさのほうが勝っています。本当に幸せです。自分の幸せにつながっています。

福ちゃん今までありがとう。色んな事を教えてくれてありがとう。福ちゃんがみんなに教えてくれたことはいっぱいあったね〜。年をとっても病気になっても命を全うして頑張って生きることができるよね。
センターにいる子たち、引き出すことが出来れば、必ず素敵な赤い糸があります。これからも地道にどんな命も大切に思っていきたいです。