バッティングについて語ろう!【2】

この前の大会、3打席立って2打数0安打1三振1四球でした。
実戦はバッセンのようには打たせてもらえませんよね(笑)

実戦!
なにがなんでも抑えようと投げてくる相手に対し、バットを武器に襲い掛かる!
・・・なんかかっこいいですね。

でも襲い掛かることばかり考えていてはだめですね^^;
相手はどこにどのような球を投げてくるかわかりませんからね。

【二刀流の剣豪、宮本武蔵の平常心】
「兵法心持の事」
兵法の道において心の持様は『常の心』にかはる事なかれ、常にも兵法の時にも少しもかはらずして心を広く直にし、きつくひっぱらず少もたるまず、心のかたよらぬやう心を直中に置て心を静にゆるがせて、其ゆるぎの刹那もゆるぎやまぬやうに能々吟味すべし、静なるときも心は静かならず、如何に疾き時も心は少もはやからず、心は体につれず体は心につれず、心に用心して身には用心をせず、心の足らぬことなくして心を少しも余らせず、上の心はよわくとも底の心をつよく、心を人に見分けられざるやうにして小身なるものは心に大い成事を残らず知り、大身なるものは心に小きことをよく知りて、大身も小身も心を直にして我身の贔弱(ひいき)をせざる様に心持ち肝要なり、心のうち濁らず広くしてひろき処へ智恵を置くべきなり、智恵も心もひたと研(みがく)くこと専らなり、智恵を磨ぎ天下の理非をわきまへ、物事の善悪を知り、万の芸能其の道にわたり、世間の人に少しもだまされざる様にして後兵法の智恵成るなり、兵法の智恵に於て取分けちがふ事ある物なり、戦の場万事せわしき時なりとも兵法の道理を極め動きなき心能々吟味すべし

特に
「少しもかはらずして心を広く直にし、きつくひっぱらず少もたるまず、心のかたよらぬやう心を直中に置て心を静にゆるがせて」
という部分と、どこに書いてあったのかは忘れましたが、
「斬ろうと思うな、思えば負けよ」
という言葉。これが自分の中での平常心です。

「打とうと思うな、思えば負けよ」
打とうなどと思った瞬間、結果を意識した平常心でない状態に陥るわけです。

「ここをこうして打とう、脇を締めて打とう」といったことは打席で考えることではなく、すべてあらかじめ準備されているべきことで、それによって初めて実戦で平常心になれるのだと思います。

平常心という言葉は奥が深いです。

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