システム論やめろ!本田「数字の話だけをしていても前に進めない」
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すーさん
2011年06月03日 16:21 visibility61
(スポニチ)
日本代表MF本田圭佑(24=CSKAモスクワ)がスコアレスドローに終わったペルー戦から一夜明けた2日、システム偏重の日本サッカー界にダメ出しした。 <!-- 前文リンク -->【メンバー 日程&結果】
<!-- 前文下リンク --><!-- 本文 --> ペルー戦の前半に採用した3―4―3布陣が機能しなかったことを受け、システムに振り回されるチームを一刀両断。DF長友佑都(24=インテル・ミラノ)とともにチームをけん引していくことを確認した。W杯14年ブラジル大会に向け、最高の個が連動する“バルサ流スタイル”の確立を目指す。
日本の未来を案じるが故に黙っていられなかった。ペルー戦から一夜明けた2日の午前練習後、本田が熱い思いを口にした。前半の3―4―3システムが機能せず、後半は慣れ親しんだ4―2―3―1に変更。スコアレスドローに終わった一戦を振り返りシステム偏重の日本サッカー界を“本田節”でぶった切った。
「うまくいかなかったことがペルー戦の収穫。前半は3―4―3のシステムで、みんな窮屈そうにやっていた。メディアもそうだけど、みんながシステムに固執しすぎ。ぶっちゃけ(システムは)何―何―何でも同じ。その話(システム論)はやめた方がいい。システムよりも誰が良かったのか、誰が悪かったのか、誰がどこでボールをもらうべきなのかを考えるべき。数字の話だけをしていてもいつまでたっても前に進めない」
今合宿中は長友と何度も話し合いを持ち今後の日本代表の進むべき道について熱く語り合っている。
この日の練習後にもピッチ上で身ぶり手ぶりを交えて意見を交換。長友は「一人一人がレベルアップして堂々とプレーできないと上の舞台では通用しない。ペルー戦もボールを支配して余裕で勝てるぐらいでないとダメ」と本田に同調。システムよりも、個のレベルアップを優先するとの考えは一致している。そして、ともにその先に見据えているのが高い個人能力の連動で今季の欧州CLを制覇したバルセロナ型サッカーだ。
2人の考えはザッケローニ監督にも通じる。イタリアで戦術オタクとして知られた指揮官だが、ペルー戦後には4―3―3で世界を席巻するバルセロナを引き合いに出し「彼らはシステムで勝っているのではない。システムを完全に把握し、それを素早いプレーで体現しているからこそ強いんだ」と力説。あくまでもシステムは基本陣形。システムの型に縛られず流れの中で個人間の発想豊かな連係を発揮していくことをチームに求めた。 <!-- 本文リンク --><!-- google_ad_section_end(name=s1) -->
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