
これもある意味「スモールベースボール」?
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さんたろう
2009年02月26日 12:26 visibility65
各国の代表も決まり(A.ロッドはドタキャンか?なんて記事も出てましたが…)、WBCもいよいよ本番モードに突入してきましたね。
侍JAPANもこの4試合を見る限り(試合結果だけを鵜呑みにはできないけど)調子は上向きのよう。イチローが内野安打だけというのが気になる人もいるでしょうが、元々彼のスタートはいつもこんなものだと思うので、あまり心配はしていません(昨日の試合後の「まだ目でボールを追っている。身体で反応するようになっていない」というコメントを聞くと、やっぱり並の野球選手じゃないな、と改めて思いました)。
その侍JAPANですが、打線ラインナップについては色々意見もあるようです。これまでのJAPANのイメージはスモールベースボール=1点を守りきる野球。長打力という点では北中米には対抗しきれないから、機動力と守備力で、というものでした。それを踏襲するなら1〜3番はイチロー・川崎・中島(もしくは青木)というオーダーになったはずだし、評論家やマスコミにもその辺りを危惧する声はある。
それをあえてイチローを3番に置くというのは、攻撃重視・打ち勝つ野球を目指しているのか?とも思いましたが、色々考えるとそうでもないのかな?とも思えてきました。その理由は、4番に稲葉を置いていること。攻撃力を重視するのなら、28名に絞る段階で怪我が考慮されたとはいえ松中や栗原を外すことはなかったと思うし、村田や城島を4番に置くオーダーも考えられたはず。それをあえてやらないということはどういうことなのか? 巨人との練習試合では一発もありましたが基本的に稲葉は「主砲」ではなく「4番目の打者」であり、繋ぐバッター。そのことや青木・中島・イチローの1〜3番、福留・城島・岩村の7〜9番というラインナップは、切れ目のない・どこからでもチャンスが作れる・点が取れる打線ということがいえる。
もしかしたら原監督は、新井・松井秀が辞退した時点でこのオーダーが頭の中にあったのかもしれないし、そうだとすれば結果的に怪我の影響が理由にはなっているけど松中・栗原の落選も納得できる。
長々とすみませんm(_ _)m
結局何が言いたいかというと、ホームラン量産ではないが中短打と機動力をメインに切れ目のない打線で1点でも多く点を取る(審判問題とか流れがガラっと変わって逆転される恐れを最小限に抑えるために。過去のJAPANの負けパターンはだいたいが終盤に逆転されるというのが多かったような気がするし)攻撃陣と、球数制限を考慮した細かい継投で勝ちに行くのが、今回のJAPANの目指している野球じゃないのか?ということ。
だとするとそれも、広い意味で「スモールベースボール」なのではないかと思えてきたんだけど、どうなんでしょう…?
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- 事務局に通報しました。
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