柏クラシックのチームマネジメント

柏クラシックは、ややこしい決め事が多く、不自由なチームと思われるかもしれない。


ある意味不自由であることは当たっている。
しかし、やりたいことが出来るという点では限りなく自由である。

その背景には失敗を恐れず挑戦する風土があるからだ。


先のリーグ戦で、こんな場面があった。

2点リードで迎えた最終回、一死満塁の場面であった。

炎天下の中投手は疲労困憊の状況であった。

捕手は、同点許さず、外野手に二人目は本塁勝負を指示した。

相手打者はレフトにヒット!

ややセンターよりの打球だったので同点やむなしかと思った。

しかし、レフトからショート、そして本塁に素早い中継でボールが渡り、本塁上のクロスプレーのタイミングだった。


しかし、ランナーと捕手が交錯し、ボールが逸れ、ボールデッドとなってしまった。

結果としてセカンドランナーもテイクツーで本塁に返り逆転となった。

試合も1点差で負けてしまった。

この場面で本塁で勝負するかショートでとめるかはそれぞれのチームの価値観でわかれると思う。


柏クラシックの価値観では「本塁勝負天晴れ!」である。

捕手が描いた戦略を外野手→内野手→捕手とぶれることなくつないだ。

大事な場面で躊躇なく果敢に挑戦したことに意義を感じた。

結果については監督が責任を負えば良いのだ。

柏クラシックではチャレンジャブルなプレーに対してはこれを肯定する。

例え失敗したとしても人を責めない。


試合後のミーティングでは、先のプレーを今後もチームとして奨励する事を確認した。


さらに、チーム地力が付いてきた事を共有した。

逆転をゆるして精神的にガックリくる、その後の一死三塁のピンチをしのいだこと

実はベンチにはもう一枚の看板投手がいたのだか、病み上がりであった。
チームの長期的な視点を考慮すれば登板回避は妥当な判断だ。

その試合だけに勝つと言うことであればベストな選択ではない。


現状の戦力のなかで如何に戦うか、選手各人が我慢強くなってきている。


このようなチームの風土があるため朝練習や野球に関係のない登山やBBQ、水泳、自転車など多くの発送や行動が生まれてくる。

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