
月曜日の軌跡(1)
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ノーレッジ
2011年10月26日 22:36 visibility22
10月23日(日曜日)の悪夢にうなされて、僕は月曜日を迎えた。
今日は特別で、母の勤務先で行われた野球の大会があった。その会社はかなりの大きさの会社で市区町村に、それぞれの支店がある。その西東京支部各支店対抗戦で僕は、ピッチャー不足ということで呼ばれた。もちろん学校を休んでだ。
その日は正直乗り気ではなかった。23日の草野球の練習試合で、コントロールが最悪、成績も最悪だったからだ。しかし約束してしまったのと、学校を休めるという見返りがあったので、渋々ながらも助っ人に向かった。
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会場に着いた僕は、落ち着かなくてしょうがなかった。迎えにきてくれたセンター長は車で、気を使ってくれたのか、僕に色々話かけてくれた。だが、僕は昨日の出来事が脳裏に根強く刻まれていた。そのせいで、返事は全て生返事だった。
みるみるうちに試合会場に各チームの選手が集まってくる。すれ違う人たちは「なぜここに学生がいるのだろう?」といった視線を僕にぶつけてくる。いい気分にはとてもなれなかった。
僕が助っ人するチームは「ああ! Mさんの!」や「大きいねえ」などと言う人たちが大半だった。このとき初めて、自分の母親は恐れられているのだろうと思った。いや、畏れられているのだろう。
全員集まった後、開会式が行われるらしい。
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開会式という名の退屈な時間を終えて、遂に試合が始まった。
チームは12あり、一日四試合こなす。実質リーグ戦のトーナメント戦だ。そこのところはよく分からない。僕は2試合目と4試合目に先発ピッチャーを務めた。
1試合目はかなり弱いチームだった。僕は4番サードでスタメン出場した。
4打席2安打とまずまずの成績だ。その試合は特に何も起きずに危なげなく勝利した。
次に僕の中で山場だと思った2試合目を迎えた。
ピッチャーとしての責任と役目をしっかり果たそうと活き込んだ。だから、ウォーミングアップを徹底的にやり込んだ。しっかりと走り、しっかりと投げた。大体2キロ走り、50球くらい投げ込んで、体を温めて最高のパフォーマンスができるよう入念に、だ。
打順は9番ピッチャーだ。
こちらは先攻だったので、ピッチング前のコンセイトレイトをやっていた。要するに緊張を紛らわせて、パフォーマンスに支障が出ないようにすることだ。
あっさりと味方の攻撃が終わり、遂に僕の課題を克服する時が来た。
投球練習は・・・うん。問題ない。しっかりとコースに決まる。唯一、スライダーがなかなか決まらないのが心残りであったが、今日のストレートの調子を見るに問題ないだろう。
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「プレイ!!」
審判の試合の開始を告げる声が響き、試合が始まった。
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なんか10月24日に起きた出来事を小説風にまとめてみました。
続編は気が向いたら書きます。恐らく書かないけど・・・
まあ、楽しめればいいかなと思います。
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- 事務局に通報しました。

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