巨人×阪神(9回戦/阪神6勝3敗=東京ドーム)
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武蔵
2008年05月08日 23:54 visibility31
起死回生というか九死に一生。
栂野が先発復帰するも3回で早々にKO。
球数を放らされ、あっという間にばててしまっていましたね。
原監督は憮然とした表情で責めていましたが、
一時、中継ぎに回されてしまったことで、
ペース配分に狂いが生じてしまった、そんな印象が見受けられました。
そこから急遽、救援陣が前倒し登板となり、
越智、藤田が打ち込まれ、嫌な流れに傾きかけましたが、
中盤から終盤を任された3人が見事な火消しぶり。
6回の西村は、内野安打にはされながらも、うまくゴロを打たせ、
7、8回と2回をまたいだ山口も、巧みな変化球で4三振を奪い、
最終回のクルーンも、フォークが146km/hを計測するなど、
前回の甲子園からひきずる不安を見事に払拭してくれました。
打線も3試合連続の2ケタ安打と、依然、勢いは衰えず。
3回にまず、脇谷の3塁打を皮切りに怒涛の5連打、
6回は江草の暴投につけ込み、ゴンザレスが詰まりながらも追撃の適時打、
さらには8回、土壇場でラミレスが昨日の悔しさをぶつける逆転弾と、
劣勢ながら、諦めずにコツコツ繋げたことが大きかったと思います。
ただ反面、相変わらず、大事なところでのミスは続出。
5回、2死1、2塁でラミレスが、野口の長打で頭上を越えられた際、
状況判断を誤り、本塁でなく2塁に返球し、余計な1点を献上、
7回、無死1塁の場面では、加藤が2試合連続で犠打を失敗し、
その後の亀井も、エンドランを仕掛けながら飛球を上げてしまうなど、
これらがなければ、敗色濃厚の展開は避けられた可能性が高いですよね。
しかし、ウィリアムスがいない中で勝ち越せないとなると、
今後は総力戦に持ち込んだ場合、勝率はますます下がってくる気がしてなりません。
戻ってくれば、久保田もおそらく負担が軽減され、調子が上がるのも時間の問題で、
能見、江草、渡辺あたりも、現状ではJFKと同等な働きをしていますので、
相手打線の怖さも併せて考えると、中盤で勝敗が決まってしまうようになるかもしれません。
よほど気を引き締めていかないと、1勝するのでさえ厳しくなりかねないでしょう。
中日戦はもっと自然体で臨んで頂きたい。
※選手名は敬称略
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