ボクシング4大世界戦を振り返る
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たなぶん
2008年09月15日 23:16 visibility143
比較的地味な選手の4つの世界戦をTVで観戦した。
1.名城VS河野
WBAスーパーフライ級王座決定戦。スーパーフライ級国内最強を決める戦いでもある。世界王者の経験のある名城が2対1のスプリットデシジョンで王座に返り咲いた。二人とも勇気のある戦いをした。アッパーをバンバン打っていたが、ボディブローと一緒に打つ時にガードが空く。その時パンチを受けると致命的だ。アッパーを打つということは、勇気がないと打てない。二人とも勇猛果敢にアッパーを相手のあごに打っていた。わずかにパンチ力の差で名城の優勢となった。しかし名城のガードが甘く防衛戦は厳しいものとなるのだろうか?
2. ナパーボンVS西岡
ウィラポンの秘蔵っ子、ナパーボンの出来がいまひとつよくなく初回から西岡の左ストレートが炸裂した。終始試合をリードして圧倒した。32歳で5度目の挑戦で世界チャンピオンだ。天才・西岡、左ストレートをさらに磨いてKO防衛を期待。
3. ゴンサレスVS新井田
世界ボクシング協会(WBA)ミニマム級タイトルマッチ。挑戦者ゴンサレスは、下馬評どおりいきなり攻め込んできた。新井田も応戦するが、的確で鋭いパンチでダメージを与える。新井田は、足を使い間を取ろうとするが、ゴンサレスは、さらに攻め込んでくる。3回は、新井田が勝負をかけ連打するが逆にゴンサレスに打ち込まれる。4回連打を食らい、目がはれ花時がひどくなり、ロープに下がったところをレフリーストップとなる。ゴンサレスが強すぎた。
リカルド・ロペスと大橋の試合を思い出した。ゴンサレス長期政権なるか?
4. アンドレアス・コテルニクVS木村
世界ボクシング協会(WBA)スーパーライト級タイトルマッチ
木村は、敵地ウクライナに乗り込んでの挑戦。しかし調整不足か、アウェイの雰囲気に呑まれたか動きが悪い。挑戦者なのだからせめて行かないといけないが手が出ない。コテルニクは、技術があり、的確にパンチを当ててくる。また、ガードがよく打たれない。結局最終回は、ダウン寸前のふらふら状態。判定は、圧倒的にコテルニクを支持した。木村は日本に帰ってまた1から出直し。
今日は、TV東京で3時間で4大タイトルマッチを放映した。この祝日でゴールデンタイムとは、さすがTV東京。本来なら西岡は帝拳ジムなので日本テレビのはずだが、こういう選手の移動(?)は大歓迎。
また、現役の世界チャンピオンは、6人となった。少しでも他の格闘技に対抗してもらいたい。
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