復帰までの道のり

昨年 地域リーグ決勝大会直前 1本の電話が掛って来た

 

「ご~さん やっちゃいましたよ 前十字断裂らしいです」

 

「はぁ?????何言ってんのお前 冗談きついぞコラ」

 

「復帰予定が最短で来年の8月って言われました 手術は年明けです」

 

「嘘だろ?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

怪我の経緯を聞いて暫く他愛の無い世間話をした後 電話を切りました

 

抑えていた感情が爆発してしまい 声を上げて泣きました

 

チーム立ち上げ以来 ずっと傍で見続け 自分なりに精一杯サポートし

 

お互い暇が出来れば飯を食いに出かけ 実の弟の様に接して来た間柄

 

いつも土のグランドで最後まで残って泥だらけになりながら必死に練習して来た

 

県リーグ3部優勝 全国クラブチーム選手権優勝と目標を達成出来た1年目

 

 

全国社会人選手権関東予選決勝で意味不明な判定での1発退場

 

チームも逆転負け 翌週の天皇杯予選は出場出来ずにチームも敗退

 

唯一のタイトルは県リーグ2部制覇のみの2年目

 

 

県リーグ1部では序盤もたつきながらも持ち直し 全国社会人選手権関東予選を勝ち抜き

 

見事関東代表となった 本大会はカマタマーレ讃岐に準決勝で0-2にて敗戦

 

3位決定戦にて福島ユナイデットに5-2で勝利し3位獲得

 

全国初の県リーグ所属でのJリーグ準会員となりJFLへの登竜門

 

地域リーグ決勝大会へJFA優遇措置での出場決定

 

天皇杯予選は決勝まで進むも関東リーグ1部所属のYSCCに力の差を見せつけられ

 

2-4での敗戦 気持ちを切り替え臨んだ県リーグは9勝2分けで優勝

 

天皇杯予選決勝以来 出場機会を奪われ屈辱のベンチ

 

チームは関東リーグ昇格をかけた関東社会人選手権にて決勝まで進むも

 

神奈川2位で出場した横浜猛蹴に2-2からPK戦にて敗退 

 

JFLにて流通経済大学FCが関東リーグに降格した為

 

関東リーグ昇格は年明けの入れ替え戦に持ち越された

 

残す大会は上記にも書いた地域リーグ決勝大会と関東リーグ入れ替え戦

 

腐る事無く チャンスの時を待ちながら虎視眈眈と練習を続け

 

本大会前にレギュラーを奪い返した直後での悲劇

 

誰よりも奴の苦労を見て来たから 自分も悲しくて苦しくて気が狂いそうになった

 

あの日から早11ヶ月 今年もJFA優遇措置で地域リーグ決勝大会に出場します

 

辛く長いリハビリを乗り越え復帰まで秒読み

 

本大会への出場は現段階では微妙ですが 奴ならきっとやり遂げてくれるでしょう

 

俺も奴に負けてらんないよね ステージは雲泥の差があるけど

 

ゴールを守るって事は共通 お互いに笑って年末を迎えられる様

 

毎日を大切に過ごして行きたい 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

chat コメント 

コメントをもっと見る

通報するとLaBOLA事務局に報告されます。
全ての通報に対応できるとは限りませんので、予めご了承ください。

  • 事務局に通報しました。