
日常にもどろう
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コーヤ
2011年03月23日 08:28 visibility105
セ・リーグの開幕が29日になるとかならないとか。
どういう解決がベターなのかはなかなか難しい。
電力消費の問題がまず大きいのだろうけど、開催延期となれば144試合ってかなり厳しいと思うし、いずれにせよ経済的損失も大きい。
体力のある球団はともかく関係業者は大変でしょう。
でも「この時期に…」といった漠然とした自粛ムードには反対です。
野球ができる人は是非やって欲しいし、個人的にはまだちょっと心から野球を愉しめる気分ではないけれど、楽しみにしている人は是非球場に足を運んで欲しい。
元気な人間が元気でいるのも広い意味で協力になると思うから、無理に自粛方向へ行く必要はありませんよ。
もちろんあまり元気が出ない人は無理せずゆっくりと。
それにしても「国民的娯楽」といわれてきた野球界のここまでの対応は情けない限り。
利害関係が広範に及ぶ業界として難しいとは思うけれど、一致団結してなにかしらのメッセージを伝えられないものでしょうか。
彼らが持っている力は直接的な経済効果のみとどまらないと思うのです。
いわゆる空気が読めない球団はいうまでもなく、どこまで身を切る覚悟なのか分からない選手会。
ちょっと情けないです。
昨日久しぶりにオープン戦を観ました。
ひいき球団が母校出身のスーパールーキーをめった打ちという、なかなか複雑な気分ながら興味深い試合。
やっぱり野球が好きです。
選手のモチベーションも心配していました。
「この大変な時期、みんな頑張ってんだから選手だって仕事して」ってのは分かるけど、われわれ観客からすると選手は労働者というより商品そのもの。
やっぱり状態のいいものを提供して欲しい。
でもね、昨日試合観てたらやっぱり奴らプロだ。
野球バカなのだ。
そこにボールとバットがあれば投げて打って走って守るのだ。
夜、久しぶりにお酒を口にして、なにか少し「日常」に戻れた気のする一日でした。
そんな日常の中に、「野球の力」なんて胡散臭い言葉を少しだけ信じてみようかと思うのです。
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