データを捨てた巨人のマン振り離れが酷いとワイの中で話題に

 
 
 

巨人の長打率低下が著しい

(ここで長打率の推移データ挿入)

 

原因としては、阿部ら主力打者の加齢による衰え、長打力のある打者の人材不足などなどが考えられるが、個人的にはデータを有効に活用できていない点を推したい。

 

プロ-プロ同士の対戦だけにすべての球を芯で捉えるのは難しい。

そもそも野球のバッティングは3割打てば一流と言われる成功率の低い競技である。

PK戦のゴールキーパーのように左右どちらに来るかヤマを張らないと、触ることすらおぼつかない。

ましてやフルスイングしながら芯で捉えるためには、ヤマカンは欠かせない。

ただし単なるヤマカンだと継続性が低いので、そこは根拠あるヤマカンが必要。

根拠あるヤマカンのためには、相手の傾向を整理して対策を立てるデータ活用が重要。

・・・と、ここまでは野村克也の著書を読んだことある方なら当たり前の話です。

 

じゃ、巨人はデータを活用して根拠あるヤマカンできてるの?について考えてみます。

 

 

2012年9月22日 野村仕込みの兵法 橋上コーチ 天敵攻略に「見逃し三振を許容してください」
http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2012/09/22/kiji/K20120922004168790.html

阪神の能見には昨季まで低めのフォークに苦しめられた。そこで橋上コーチは「見逃し三振を許容してください」と進言。三振のリスクを背負っても、高めの球だけを狙う。肉を切らせて骨を断つような作戦。楽天ヘッドコーチ時代に野村克也監督から教え込まれた「弱者の兵法」だった。

 能見には最初こそ完封を許したが、その後に3連勝。5月19日ソフトバンク戦(東京ドーム)でも摂津のシンカーを能見のフォークに例えて低めを捨てさせ、阿部が6回に決勝2ラン。4番は「打席で割り切りがしやすい」と効果を指摘する。この戦略が相乗効果を生む。「甘い球を仕留めるケースが増え、三振数は逆に減った」と橋上コーチ。総三振数に占める見逃し三振は昨季の25・2%から28・4%と増えたが、総三振数は1003から886と減った。

 

2012/09/14 阿部M8弾!あるぞ3冠王&MVP 
https://www.nikkansports.com/baseball/news/p-bb-tp0-20120914-1016504.html
 好打者と言われながらも、個人タイトルとは無縁で歩み続けてきた11年間。そんな阿部に今季は劇的な変化があった。
 「俺が、ここまで本気に、真剣になれたのは橋上さんのおかげだよ。野球を考えられるようになった。あの人に本気にさせてもらった」。安田学園高の先輩でもある橋上戦略コーチの存在を真っ先に挙げた。今季から導入された個人ミーティングで相手投手の傾向から狙い球などの助言を受けた。場面ごとの考え方にも注視し「極端に言えば凡打オッケーで(本塁打を)狙っていい打席とのメリハリがつけられるようになった」と、具体的な効果を挙げた。

 

と2012年当時は、データの有効活用が成功事例として紹介される程度に活用できてます。

 

じゃ、2017年の今なら5年分の蓄積でさらにデータ活用が成熟してるんですよね?

これが違うんですねぇ(白目)

 

 

G原監督“野性味改革”で原点回帰 「捕手ノーサイン」で投手の地位向上 2015.02.27
http://www.zakzak.co.jp/sports/baseball/news/20150227/bbl1502271140005-n1.htm
巨人では、打線も近年は野村門下生の橋上元コーチのもと、データに基づく配球分析に重きを置いていたが、昨年オフから路線変更。原監督発案の高速マシン打撃で速球への対応力を高めるなど原点回帰を促している。投打ともに“脱ID野球”が、今季の原巨人の裏テーマといえそうだ。

 

おいおい!成功してたのに何で路線変更すんだよ!!!

 

自分がお山の大将でないと気がすまない原辰徳は
清武が作った戦略室や橋上らの野村チルドレンが世間に評価されるのが面白くない。なぜなら原自身はデータがさっぱりだから。
「野性味のあるバッティング」という詭弁で清武、橋上色を一掃。
アンチ清武、アンチ野村ID野球に執念を燃やし、散々嫌がらせした挙句、巨人から追い出すことに成功する。

橋上を追い出し戦略室を解体した巨人の打者たちは
相手Pが何を投げて来るのかまるで頭に無い状態で、それでも三振は厳しく咎められた。
結果、それまでの狙いを絞ってマン振りは影を潜め
短く持ってコツコツ内野ゴロを打つ打線に

楽天やソフトバンクらがデータ収集と活用に投資を増やす一方で
巨人はデータ禁止。野性味の結果がこれ。
結局、野性味があったのは原の暴君っぷりだけだったというオチ。

中国の文化大革命よろしく原は過去の成功事例を焚書したわけだな

 

 

巨人のデータ音痴が深刻だと感じるのは現役世代までがデータ音痴なこと
橋上改革でデータの読み方、活用方法を阿部らに説いたが
阿部世代でも「初めて野球を真剣に考えた」というレベル。
つまり巨人では阿部世代でもデータの活用方法を組織として教育して来なかった。

今後も生え抜き監督を続けるのはいいが、阿部や坂本といった次世代のリーダー候補までもデータ音痴だとするならば、「戦力の有効活用」という点においてディスアドバンテージは継続されるだろうことが懸念される。

 同じメンバーであってもデータを有効活用できれば出塁率は向上することが橋上改革で明らかになった。
他所から戦力を補充することも大事だが、今いる戦力を活用するためにはデータの活用は欠かせないファクター。
しかし監督はじめ現役コーチ、選手がそれに習熟していないとなるとデータ解析→戦術立案→咀嚼して選手に浸透させる専門セクションを設立するのが有効な手段。

ま、結局、清武ドクトリンに戻して戦略室を活用しろって話なんですけどねw

西武でプレゼンスを発揮してる橋上さんに戻って来てもらうのは難しいだろうけど
橋上さんがやった成功事例を復元するのは難しいことでもない。

まず「見逃し三振OK。狙い球を絞ろう」
データを咀嚼して選手に伝える。野村チルドレンの秦真司を戦略コーチに起用。

(野村野球で代打の切り札やってた男に三軍バッテリーコーチって適材適所なのか???)

 

 
そして最も大事なのは由伸、村田ヘッドらを一掃。
データ音痴にはもう野球はできない。監督経験ある野村チルドレン、古田敦也あたりを抜擢でどうか?

 
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